騒いでいると周りが見えない
やっと新キャラが会話します。
「だぁ!ちくしょう!」
なんだってこんな事になってんだ!?俺の予定ではあっこで現れた『琥珀色の閃光』をボコってとっ捕まえるハズだったのに!どれもこれもあのクソアニキのせいだ!まったく・・・・・・。
「こらぁ!水面テメェ何してくれてんだ!」
「今のはさすがに酷いと思うなぁ。水面ちゃん。」
「うるさいよ。それに酷いのはどっちかって言うとお兄ちゃん達の性癖の方だから。」
「だまれ!そんなもんは人の自由だ!」
ていうかコイツ最近性格変わってきてね?段々と暴力的になって行ってる気が・・・・。
「あのねぇ水面ちゃん。君も大人になったら分かるんだよ。SMの本当の快楽を。」
「おいこら!水面に変なこと教えてんじゃねぇよバカアニキ!」
「それに私、SMになんて興味ないもん。」
あ、それはそれで残念なような・・・・・・。
「それは勿体無い!ぜひともウチに来たまえ!鼻フックよりスゲェもんぶちこんでやるよ・・・・。」
「・・・・水鮫連弾。」
「どぅわぁー!」
もういいや。この馬鹿共はほっとこう・・・。
「だいぶ苦労してんだな。」
おぉ、誰だか知らんが分かってくれるか!
「そうなんだよまったく、聞いてくれるかい?」
俺が振り返ったさきにいたのは、紫がかった黒髪を輪ゴムで無造作に縛った16くらいの子供で、綺麗な琥珀色の目をしてた。・・・琥珀色!?
「てめえまさか『琥珀色の閃光』か!?」
「そうさ!やっと気付いたか?『隻眼の獣王』獅子王 砕牙!」
こいつっ!俺のこと知ってんのか!?落ち着け。だからって相手が有利とは限らねぇ。
「へぇ、俺のこと知ってんのか。だったら俺のやりたいことも分かるよなぁ。」
「あぁ知ってるぜ。でも、タダで捕まる訳にはいかねぇなぁ。捕まえたかったら追いかけてきな!」
そう言ってアイツはどっか行きやがった。何も盗まなかったのは意外だな・・・。
「おーい。お前ら何か盗まれなかったか~?」
「「え?泥棒来たの?」」
「・・・・・・・・・・・・・。」
ダメだこいつら。早くなんとかしねぇと。
「そんなあからさま馬鹿にしたような顔すんなよ砕牙。」
馬鹿にもしたくなる。お前アイツに怨み持ってるんじゃなかったのか?
「まぁまぁお兄ちゃん。さ、一段落したんだからご飯でも食べよ!」
もうお前帰れよ。一段落ってなんもしてねぇじゃん。
「お!いいねぇ!でも金あるかな?」
いいねぇじゃねぇよ。って言うか金ないならクエスト行け。ついでに逝け。
そう言えば、俺も金あるか不安だな・・・ん?
「財布が、ねぇ・・・・。」
「お前もか砕牙。実は俺もだ。」
まさか・・・・・・、
「も~2人共財布家に忘れたの?じゃあいいよ。私がお金を・・・・あれ?ここに入れてたのに・・・。」
これはもう確定だな。俺らは息を吸って同時に叫んだ。
「「「あんの泥棒野郎ーーーーーーーー!!」
同時刻、
「なんで1番年下の少女の財布が1番中身多いんだよ・・・・。」
1人の泥棒が呆れていた。
財布の管理をきっちりと。




