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隻眼の獣王  作者: yasao
これでおしまい
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相手の気持ちに気付けたらいいのにね

新キャラ(ヒロイン?)登場です。

 「なぁ、なんか面白いクエストない?」

俺がフェレにそう聞いたのは朝晩が寒くなってやっと秋だと実感してきたある日。ここまで読んでくれてるみんなは、

「コイツまた受付嬢フェレに聞いてるよ。自分で掲示板見て探せよな・・・。」

とか思うかもしれないが仕方がない。たかが支部の掲示板にHSSが受けるような依頼が載るわけない、だから毎回受付(ここ)で聞いてるんだ。決して探すのめんどくさいとかではない。

「あのねぇ、そうやって何度も何度も私の所に来るのやめてくれる?HSSは無くてもSSくらいまでならあるでしょ?」

「だって、そんなのすぐに終わるじゃ~ん。同ランクのクエストじゃなかったら張り合いないって。」

だいたい、SSランクの冒険者は結構いるから(と言っても5人くらい。支部だったら多い方。)そいつらが取って終わり。俺みたいな異常者はみだしものに残ってる訳がない。

「アンタ・・・SSランクを張り合いないって・・・、はぁ、もういいわ。気にしたら負けよね。」

「そうそう。俺みたいに自然体でいろって!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「何?」

「そう言ってる奴に限って秘密を隠すために道化を演じてる事が多いのよね・・・。」

「!!?」

ヤベッ!コイツめっちゃ勘がいい!でも、言えるわけないよな・・・。昔急に違う世界から連れてこられて、変な実験で片目潰されて、10年間追ってから逃げた後、今は殺し屋を裏でやってます。なんてな。

多分信じないだろうし、信じたとしてもコイツは絶対心配する。でも、もう誰にも心配かけたくねぇ。両親に豹牙アニキ、いろんな人に心配も迷惑もかけてきたからな。

「そんな事ないって。大丈夫大丈夫。」

「だったらいいけど・・・。困った時は相談してね?私は・・・あなたの友達なんだから!!」

「あ、あぁ。ありがとう。」

なんでコイツこんなに顔赤いんだ?周りの連中は生暖かい目してるし・・・。

「まぁ、なんかあったら相談するよ。で、なんかクエストない?」

「そうね、特別依頼クエストが来てるわよ。」

「え?特クエが?マジで!?」

特クエ、つまり特別依頼クエストっていうのは、どのランクかを判断しにくいクエストのことで、大概は面白い(獅子王から見て)クエスト揃いだ。

「じゃあそれ受けるわ。どんなの?」

「最近ビギンの街に現れた泥棒の捕獲。期限はないけど早めにね?」

「分かってるって。じゃあ、また来る。」



 同時刻、どこかの家の屋根の上で1人の人間がギルドの様子を見ていた。

「二大人間兵器の一角、『隻眼の獣王』獅子王 砕牙か。面白れぇ。相手にとって不足はねぇぜ!」

その人間は琥珀色の瞳を細めてそう笑うと、どこかへ去って行った・・・。

前書きであんなに言ったのに最後にちょっとだけ・・・、詐欺かな?

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