主人公に秘密はつきもの
あとがきにお知らせがあります。
「砕牙・・・・、左目・・・潰れてたんじゃ・・・・?」
『貴様、左目に何を仕込んだ!』
みんな驚いてるな、当たり前か、「潰れてたハズ」の目が開いたんだから。
「別に何も仕込んでねぇよ・・・。これを仕込んだのはアイツらだ・・・。」
'獣眼'、左の目に白衣のオッサンが埋め込んだ「黒いもの」の正体であり、俺がHSS になれた原因の力。
「人だろうが龍だろうが、全ての獣は{気}を纏っている。この'眼'はその流れを見れるんだ。俺が'隻眼の獣王' って二つ名で呼ばれてるのもそのせいだ。獣の気の流れが見えたら簡単にそいつ等を支配できるからな。」
『それがどうした!?今更我の勝利は変わらんわ!!海流連撃!!』
大量の水の槍が俺に向かってくる。だが、問題ない。
「ふっ!」ドパァーン!!
『馬鹿な・・・、一撃しかも片手で・・・!?』
「魔法なんて気の塊だ、流れを解けば問題ない。」
『ぐっ・・・!』
「次は俺がいくぞ、風霊鶴齢。」
『ぐあぁ!腕が!?』
よし、腕凍ったな、次は・・・。
「剛剣 鉄槌割り。」グワッシャーン!
『ギヤァァァァァァ!腕が砕けたぁぁぁぁ!!』
次で、決め・・・・『大旋回!!』
「ぐふっ!?」
『我としたことが、何たる不覚。だが、もう負けん。魔法の気とやらを見切られるのであれば、魔法以外で攻撃すればよい、違うか?』
それに気づいたか・・・。だがまだ手はある。
「なぁラーファン。この魔法の気すなはち魔力が見れる眼があったら魔力のコントロールが格段にうまくなるんだ。そしたらどーなると思う?」
『知らんな。大魔法使いにでもなるか?』
「いやぁ違うね。答えは・・・炎剣 焔十字架!!」
『グワァァァァァァ!?』
「もう、分かったよな。答えは{魔法剣}さ。」
『ありえん!武器に魔法を乗せるなど・・・・・』
「そう、普通はできない。『この』世界の法則だな・・・。」
『ならば・・・、なぜ?』
「さあな。そんなことより、お前は俺の大切な仲間を傷つけた、もう許さねぇぜ・・・・。」
『ま、待て!そのことなら詫びよう!だから・・・・・』
「どうせ死ぬんだ・・・、いいことを教えてやろう。俺は『別の世界』の人間なんだ。だから『この』世界の法則なんざ知ったことじゃねぇんだよ。」
『?どう言うことだ?』
「もう満足しただろ。凍剣 白銀の咆哮。」
『ヤメ・・・ッ』
それが、海の王者の最期の言葉だった。
黒と赤の禍々しい眼が、こっちを見てくる・・・・。
「はっ、なんや夢か・・・。」
ここは「大和」の中やな。ウチは一体・・・?
「よう!起きたか、気分はどうだ?」
ふと隣を見たら、砕牙が話してきた。・・・ずっと看病してくれたんやな。
「なぁ砕牙。あん時の左目・・・」
「へ?何の話?」
「は?」
え、砕牙の左目が開いてたよな・・・?ウチが唖然としとったら砕牙は優しい笑みを浮かべて、
「怖い夢でも見たんだろ。大丈夫だからゆっくり寝て、水面の防具作ってくれよ。心臓も取ってきたからよ。」
そう言う砕牙の左目はいつもみたいに十字に潰れとった。夢か、そうやんな。砕牙があんな禍々しい、化け物みたいな眼持ってるはずあらへん。
「そやな、任せとき!立派な防具作ったるさかい!!」
「おう!楽しみにしてるぜ!」
さて、作り始めるかな!
「・・・・悪いな・・・まだ、教えたくは・・・ないんだ・・・。」
「?」
砕牙の家出る前の言葉はよう聞き取れへんかった・・・。
実はわたくしyasaoは、明日からテスト期間に入るため、投稿の速度が落ちるかもしれません。申し訳ございませんが、ご了承ください。




