リンチ?
リンチかもね・・・?
槍が爆ぜた。
俺が今まで見てきた中では、有りえない光景だった。俺は爆発系の技を使わねぇし。
で、後ろを振り返ってみると・・・。
「何で早くに言わなかったんだい!!!?こんな近くにあの『狂王』がいたってのに、全然話を聞けてないじゃないか!!!取りあえず、後でサインおくれよ!!?」
何やら理解不能な言葉を吐いてる風魔がそこにいた。何なんだ?コイツ、『狂王』に憧れでも持ってんのか・・・?
「まぁ、いいか・・・・。取りあえず、妙な手出しするな。お前さんが標的にされるぞ?」
よっしゃ、脚の修復終わった。コレでまた戦えるぜ。
さて、あの泥どーするか・・・。冷静になったら、泥土神をソロで潰したこと皆無だったなぁ・・・・・。
「いや、お前さん今の見ただろ?アイツの体に物理攻撃は効かないよ。何か弱点ないのかい?」
アレ?俺の忠告が華麗に無視されたぞ?
「ん~・・・、まぁいいか。ゴーレムは誰かが作らねぇと生まれねぇモンスターで、絶対に製作者の魔力が込められた水晶みたいなのが入ってんだよ。普通のゴーレムは場所固定されてるんだがな・・・。」
泥土神は泥、即ち流動体だから常に場所が移動するんだよなぁ、すっかり忘れてた・・・。
「それって、泥だから場所を特定出来ないって事だろう?だったら、固めちまえばいいよねぇ。」
そう言って、ニヤリと笑う風魔。
「何か考えでも・・・?」
「まぁ、見てなって!!!!」
そう言って奴は泥土神に突っ込んで行ったってオイ!!
「馬鹿か!?そんな事したら泥土神の良い標的じゃねぇかよ!!!」
『まさか、自分から的になるとわねぇ・・・。いいぜ、土槍!』
クソッタレが!面倒な事ばっか起こしやがる!!
「魔法なんざさせるかよ!神々のくしゃみ!!」
ナイフは泥土神の体には当然刺さらず、呑み込まれた。まぁ、結果オーライ?
『ん?何で土槍が出来ねぇ・・・?』
コレで、アイツの魔力は0だろうし、Sランクなんだったら滅多な攻撃食らわんだろ。
「食らいな!!火遁 火達磨!!」
え?あの技って、自分の周囲に火炎の膜を作って攻撃を防ぐ防御技じゃなかったっけ?
「それで終わらないよ!!体術 鉄砲玉!!!」
そう叫んでアイツは泥土神の胴体にぶち当たった。
「いや、そんな事しても・・・・・・・。」
無駄、という言葉は続けられなかった。だって・・・。
ゴォォォォォォ・・・・・・。 ピキピキピキピキ・・・、バキィ!!!
『ン何ィィ!!!!?』
炎が泥土神の体の水分を蒸発させて固くして砕いたんだから。
「まさか、最初からソレが狙いだったのか・・・?」
「何だい?『狂王』さんにも考え付かなかったのかい?だったら嬉しいねぇ。」
ホントにこの女は・・・。その通りだけど、認めるのは悔しいな・・・。
「考え付いたけど出来なかったんだよ。俺は魔力が皆無だから、魔法使えないんでね。」
「え?何なんだいそれ?生きてる者はみんな魔力を体に宿してるハズだろう?」
言わなきゃよかったか・・・。
「まぁ、今はいいだろそんな事。それより、お前は俺が言った場所に炎を撃て。俺がソコを砕いて水晶を探す。」
それだけ言うと俺は駆け出した。返事なんざ待ってられるか。
『お前ら、俺の事舐めてるだろう・・・?俺の魔法封じたくらいでいい気になるなよぉ!!?』
泥土神は魔法を封じられてキレたのか、そのデカい腕を振り回し始めた。
「まぁ、ソレがゴーレムの正しい攻撃法なんだがな。風魔!肩を焼け!!」
「お、おぉ!!火遁 火焔!!!」
刹那、泥土神の肩から炎が上がり、一瞬で焼き落としてしまった。
「あ、落ちた・・・。」
「俺がいる意味無いじゃん!!!!?」
まぁ、結果オーライか?
『テメェらぁ!!!マジで許さねぇからなぁ!!!!』
向こうも怒ってるよ・・・。だったら。
「風魔、顔面焼け。」
「あいよ。火遁 爆炎球!」
※この後は、若干1名気の毒過ぎて見せられません。
さぁ、そろそろこの章も終わらせて次が書きたい。
変態じゃなくて砕牙が書きたいよー!!!!




