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おばあちゃんからのオルゴール

掲載日:2025/12/21

奈々子(ななこ)、おばあちゃんからなにか届いたよ」


お母さんから小包を渡された。


おばあちゃん元気にしてるのかな?


なんだろう?


私は不思議に思った。


お母さんから小包を受け取って、階段を上がり自分の部屋に入った。


私は森奈々子(もりななこ)、高校3年生。


文系の大学を目指して勉強中。


小包を開けてみるとオルゴールが入っていた。


私はなぜか興味が湧いた。


そして小包の中には、手紙が添えられていた。


「なんの手紙だろう?」


私はオルゴールを回した。


オルゴールの金属の少し冷たい音色が部屋中に響いた。


なんの曲だろ?聞いたことはあるけど…。


手紙を読んでみようと思った。


拝啓 森奈々子様へ


お元気ですか?私は元気に生活しています。


高校の勉強、頑張っていますか?


先生に怒られていませんか?


あなたがすくすくと成長して行くのを願ってます。


突然ですが、あなたにプレゼントを贈りたいと思いました。


あなたに私の大切なオルゴールを贈りたいと思います。


50年前戦争がありました。


戦争に行く前に、おじいちゃんからプレゼントを貰いました。


それは、小さなオルゴールでした。


おじいさんから、僕が戦争から帰って来るまで、オルゴールを聞いて我慢しろと言われました。


私はおじいさんが戦争から帰って来るまで、オルゴールを聴き続けました。


辛い時は、おじいさんのことを思いオルゴールを鳴らしました。


私は、オルゴールを聞いておじいさんの無事を願いました。


戦争が終わりました。


私は心配しました。


もしおじいさんが戦争で死んでしまったらと心配していました。


でも心配は安心に変わりました。


おじいさんは元気に戦争から帰って来ました。


それから私たちは、結婚しました。


子供が産まれて、家族4人で一生懸命に生きました。


そしてあなたが生まれました。


あなたに私の大切なオルゴールを贈ります。


大切に使ってね。


あなたが大好きなおばあちゃんより。


私はもう一度オルゴールを鳴らした。


オルゴールの金属の暖かい音色が部屋中に響いた。


私は涙が出た。


おじいちゃんとおばあちゃんの笑顔が浮かんだ。


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