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第36話 彼、GW明け

GWが終わった。

結局3日も出勤してしまったな。休み明けすぐに第1回目のプレゼンがあるので仕方がない。

この代休は後で取らせてもらってゆっくりしよう。


中原さんも同じだけ出勤させてしまった。大丈夫とは言ってたけど、付き合わせちゃってるし、今度何かご馳走しようかな。


課長も出勤したときは毎日連絡をとって進捗確認はしてたし、3日目の出勤の時は来てくれて進捗確認や内容の確認、アドバイスもしてくれたし、気にかけてくれてるのがわかって嬉しかった。


休みが明けて普通の出勤でもプレゼンに向けての準備が続く。

当然中原さんとの作業となり、資料を打合せをしていると、昼休みになった。

中原さんが普通に話しかけてきた。

「今日はお昼はどこにしますか?」

「定食でも食べに行こうか」

「いいですね」

そこまで会話して、はたと気がついた。

今日は平日だ。GWとは違って会社に二人しかいない訳では無い。むしろ連休明けで、みんな溜まっている書類やメールなどを捌くために出社していて、外回りに出ている人は少なく、人は多い位だ。

何でナチュラルに一緒にご飯を食べに行く話をしてるんだ。

と、周りを見てみる。ちょっと楽しげな目で見られている気がした。

「あ、でも、今日は平日でうちらしかいない訳では無いし、別に食べに行ってもいいんじゃないか?」

「作業の途中だし、このままご飯食べて続きをしましょう。食べながら仕事の話も進められますよ」

もう一緒に食べに行く話をみんなの目の前でしてしまったところだ。どうせ好奇の目で見られてるし、手遅れか。それなら、作業の流れという言い訳に乗って食べに行く方が自然だろう。

「わかった、じゃあ行こうか」

そうして、みんなの目の前で二人でご飯を食べに出ることになった。


話をした通り、定食屋に入った。

「GW中みたいにご飯を食べに来てしまったね。」

「そうですね。でも、仕事はずっと1日中一緒ですし、そのままこうして来るのも普通ですよね」

「まあそうかもしれないね」

「しばらくはこんな感じでいいんじゃないですか。直前まで話をしてて、ご飯の時間になったら突然バラバラの方が不自然ですよ」

「そういうもんかな」

何か違うような気がする。出てくるときも人目を引いてたしな。

「そうです。チームワークを良くして、案件勝ち取りましょう」



うまく丸め込まれてる。


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