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少女は空からやってくる  作者: 柚里カオリ
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世界創造神話

 太古の昔、突如として生まれた破壊神が人間の住むこの世界を滅ぼそうとし、世界を作った創造神と大戦争を繰り広げた。


 神々の戦いは世界を巻き込み、世界は壊れ、元々球体であったはずの世界は破壊の限りを尽くされ平面と化し、海で繋がっていたはずの陸地は浮島と化して、人々は船を使って大陸を移動することもできず、住む場所を追われていった。


 破壊神と創造神の大戦争の結果は創造神の勝利に終わり、世界は滅びを免れたが、破壊神が残した傷痕はあまりに大きかった。


 破壊神は自分が消滅する寸前に、最後の力を持って世界に呪いを残した。


『この世界に生きるものすべてが死に絶える』


 破壊神との戦いで力を消耗していた創造神は、呪いから世界を守ることが出来ず、苦肉の策で人間のみを守ることに成功したが、戦争の被害と人間以外の生物の死滅によって人間の文明レベルは著しく低下し、このままでは最後に守った人間すらも世界から消えてしまうと考えた創造神は、自身の力を結晶化して世界に分け与え、人々はそれを魔鉱石とよんで、魔鉱石を用いて生きていくための食料、動力などを作り出し、文明を再構築した。


 世界は今や、陸も海も続かぬ断崖の孤島が浮かび、孤立した島々に移動するには空を飛ぶよりほかにない。翼をもたぬ人々は、孤立した島でそれぞれの文化を作り上げながら、一度滅びた自分たちの文明に思いをはせた。

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