表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レプリカワールド  作者: ハルジオン
9/9

学校①

この島に来てから時間感覚が狂いそうになっていたけど、8月30日だからほとんどの学校は夏休みの終わりがけであろう。

「はぁ…やだなぁ。」

転入届と書かれた書類に名前を書く。寮生活にもだいぶ慣れてきたけどそれ以上に憂鬱なことがあった。

学校…

別に勉強が嫌いって訳では無い。僕は他人と必要以上に関わるのが苦手だ。高本でギリギリだ。

そもそも僕は人間が嫌いだ。後先を考えずに突発的な行動をして、後で痛い目を見る。正直僕自身もその繰り返しだけど、なぜ人はここまで学習できないんだろうか。犯罪者や俗に言われるヤンキーは、なぜそんな法に背く無駄なことがかっこいいとでも思うのだろう。

本当に単純で愚かだと思う。

前の学校でも、無駄なことで楽しんでる人間がいて、なぜそんなことを、と毎回思った。あんな気持ちの悪い空気に身を突っ込むのは嫌だ…

正直、先生を雇って毎日勉強を教えてくれた方がいいなと思った。

「他人とのコミュニケーションは任務でも大事だぞ。」

学校に行くのを拒んだ僕にナズさんが言った言葉を思い出した。でもだからといって不登校になるのもアホらしいし、1年半時間を無駄にすることになる。

僕は渋々、学校の用意を始めた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ