第3話 フィジカル
銘力島に着いてからまず、講義を受け、化身、プライド能力について色々説明を受けた。
まず、化身は頭を破壊すれば完全に消失する。心臓を破壊すれば動きを鈍くすることが出来る。頭以外の部位を破壊しても、再生するらしい。
そして化身には強さの段階がある。弱い順に、
下等化身、知能化身、高等化身、特高化身という順番らしい。高等化身からはプライド能力も使ってくるのだとか。
そしてプライド能力について。
プライド能力には種類がある。全ての生命の原点光、
そして火、水、雷、風の、五種類だ。けど光は制御が簡単に効かないので1万人にひとりしかいないという。
プライド能力には基本的な技が3つある。
1つ目はエネルギーを出す、出銘、2つ目はエネルギーを体に直接まとう荷、3つ目はエネルギーを消して気配を消す絶銘。これらを体力テストを終えたらやってもらうと言われた
講義を終え、体力テストを受ける。
体力テストのステータスは主に6つ。
パワー、スピード、スタミナ、柔軟性、バランス、センスの6つを、A~Eまでの評価で測る。センス以外のステータスはどれだけ高くてもセンスには影響がないらしい。Aだとそのステータスはとても高く、Bでそこそこ高い、Cで普通、Dでやや低い、Eでとても低いという評価基準らしい。
パワーは技の火力に影響し、スピードは技の速さに影響し、スタミナは技のエネルギー効率に影響し、柔軟性は技の射程範囲に影響し、バランスは技の正確性に影響するらしい。センスは、技をどれだけ伸ばせるかの伸び代らしい。
体力テストを受け終わり、またソウタに出会った。
「ソウタ、評価どったった?」
「俺はパワーC、スピードB、スタミナA、柔軟性D、バランスB、センスBだった。俺柔軟やべえなああはは…カイはどうだった?」
「僕は、パワーB、スピードC、スタミナC、柔軟性B、バランスC、センスAだったよ」
「おー、センスAはすげえなほかもそんなに大差なく高いし、本当は運動神経いいんじゃないの?」
「いや、そんなことないよ。」
「よし、それでは、プライド能力の講義を始めるぞ!」
教官の声が聞こえた
「と、その前に…今ここでプライド能力の三大基礎をできるものは出銘をやってみろ。できる者はこの講義を免除する。」
そんなことできる人いるのか?と思ったが、3人の男子が立ち上がり、ドッという音と共に出銘した。その3人の中にソウタがいた。
「どうした?これだけか?」
僕は技の使い方は分かるけど、三大基礎の使い方は分からない。どうすればいい…?
「この3人だけか?なら講義を始めr」
ドゴォォン!!
ザワザワとしたどよめきの中に僕はただ1人立ち尽くした。コンクリートの壁に向かって、僕は爆炎を使った。今思えば、エネルギーが流れる感覚も分かるし、自分のエネルギーもよく見える。
「…どうやらもう1人いたようだな。よし、この4人以外の者は講義をするぞ。我々に着いてきなさい。そこの4人はあそこの校舎の前にいなさい」
そうして僕ら4人は三大基礎の講義をすっとばして、基本技の修行をすることになった。