『redumyA』についての報告書
差出人:○○社 ○○部 ○○課 ○○ ○○ より
日付:○○○○年○○月○○日
件名:『redumyA』についての報告書
まずはこの様な形で報告書を送る形になってしまい誠に申し訳ございません。
多忙な貴社の執行役員である貴方様とは直接会う事も中々叶わず、時世柄も考慮した末この様にメールを送らせて頂きます。
弊社の方で開発して貴社の方で販売を行う新製品『redumyA』の資料についてですが、以前口頭で軽くお話を聞いて頂いた際に改めて文面にて作成する事を御約束しました【概要の大まかな再確認を含めた貴社への提案書】の方が完成致しましたので、御時間の有る時にお目通し頂く様お願い致します。
以下引用文となります。
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『redumyA』は購入者の指定した身長に合わせて作成されるカプセル型の機械です。
カプセルの中は形に合わさったベットが内臓されており、メンテナンスや清掃の際は取り外す事が可能となる様に現在企画を進めています。
利用者はまずカプセルの中へと入り、カプセル内部にて搭載されている頭部用の機械を被って頂きます。
この機械によって利用者の脳波をキャッチし、それにより"昏睡状態"への導入を速やかにする事が可能になります。
この、昏睡状態に対しての説明は別資料にて改めて致しますのでご了承ください。
上記した頭部用の機械はゴーグルと一体のヘッドギア型となっています。
この頭部用の機械には『利用者を昏睡状態にする際の導入を速やかにする事』そして、それとは別にもう1つ目的があります。
こちらの、もう1つの目的も昏睡状態の説明資料の方で合わせて紹介致します。
この頭部用の機械やカプセル内の酸素等の調整(こちらの詳細は別紙にて、研究チームの方から具体的な資料が後日届く予定です)によって『redumyA』の利用者に、より良い『眠り』を提供します。
その眠りが本製品利用者のニーズである事を当社は深く自覚している為。
この度、テスターの方を一般募集しようと思います。
その件につきましては後日会議の方で具体的な人数等を決めていく予定となっております。
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こちらの提案書に書いてありました資料等の方もこちらのメールと共にお送りさせて頂いたファイルの方に入っていますので合わせて御確認頂ければと思います。
何かご不明な点やご不備が有りましたら折り返しメールか電話の方を下されば幸いです。
それでは 厳本 創矛 様




