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裏切り者は……



 俺は、裏切り者をある場所に呼び出した。


 それこそ推理ゲームのように、裏切り者だけに、こっそりと大事な話があるとだけ、グループメッセージは機能していたから、それを使って呼び出した。


 裏切り者は呼び出した時間きっかりに表れた。


「よう、時間通りじゃないか、いつもギリギリだったお前なのに」


 呼び出された人物は「こんなところに呼び出されれば大事だ用と分かるから」と返し、どうしてこんな場所にと聞き返してくる。


 そう、呼び出した場所は多目的室、俺の横には大画面でいつもの無表情の笑顔で佇むピカトリクスがいた。


『ここに呼び出すなんて、笠見さん、良い趣味していますね』


「なんだ、絵になるんじゃないか? お前ら好みだろ?」


『私はお約束に則って、全員を集めて推理を展開して、犯人を当てる、というベタな展開が好きなんですけど』


「そう言うなよ、お前はどうだ、なあ?」





















「黒瀬」


「…………」


「お前が、裏切り者だ、黒瀬涼」




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