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ここがまさかの異世界?!

そこには自分の知らない世界が広がっていた。

青い空には見たこともない羽の生えた生き物が飛んでいたり、地面には昆虫を大きくしたような生き物が走って、周りは不気味に揺れている木々がここ1面を覆っている。

俺は一瞬でここがどこかわかった。

そう、異世界だ。今まで自分が待ち望んでいた場所だ。

そして俺はこれからこの世界で人々を救い楽しい異世界生活を始めるのだ!

さぁ、俺の異世界生活の偉大なる1歩を踏み出すのだぁー!だぁーー。だぁー…

ヂリリリ!ヂリリリ!ヂリリリ!ヂリリリ!

「うるさい。」

俺はうるさく鳴り響く時計を止めた。

「夢オチ乙〜…」そう。夢だった。

絶対に昨日のアレのせいだ。まさか夢にまで出てくるなんて思ってもみなかった。

「まぁ、異世界なんてあるわけないか…。」

俺はそう呟きいつものようにパソコンを起動させた。

「さぁ、今日は何を観ようかな。って何だこれ。」

パソコンを起動させるとそこには何のゲームかわからないキャラ設定の画面が広がっていた。

「昨日寝る前にゲームでもしてたっけ?」

まったく記憶が無い。もしかして昨日のあの文字を見てRPGでもしたくなったのか?

「まぁ暇だしやってみるか」

そう呟き俺はキャラ設定を始めたのであった。

これから起きることを想像もせずに…





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