F00 ここから読みたい人のためのまとめ
○ここまでのあらすじ
・第一章
冒険者アカデミーを首席で卒業するも、どこのギルドにも所属できなかった首席のアカデミー卒業生、ラッツ・リチャード。『セントラル・シティ』の冒険者初心者として途方に暮れる彼は、初めて訪れたダンジョンで謎のゴボウ(?)と出会い、死に掛けのハーピィ、フルリュ・イリイィを発見する。
人間界に存在するダンジョンには、『ノーマインドの魔物』という心なき魔物が蔓延っている。フルリュのような『魔族』とは違うものだという。一悶着あり、魔族の妹が人間界に迷い込んでしまったらしい。
旅は道連れ、妹を探し始めるラッツ。道中ラッツは聖職者、フィーナ・コフールと出会う。だがフィーナはどうにも腹黒で、信用できない。
妹はダンド・フォードギアをリーダーとするパーティーに拉致されていた。アカデミーの同期、レオ・ホーンドルフと再会していたラッツは、『嘆きの山』の山頂でダンド・フォードギアを懲らしめる。山頂のダンジョンマスターを倒し、『ゴールデンクリスタル』を手に入れ、フルリュと妹を見事助け出す。ところが『ギルド・ソードマスター』のギルドリーダー、シルバード・ラルフレッドに『ゴールデンクリスタル』を奪われてしまう。
無一文になったラッツは唯一残ったフィーナの束縛から逃れるため、セントラル・シティを後にする。
・第二章
ゴボウはリュックに刺さっているが、実質ほぼ一人となったラッツは『サウス・レインボータウン』へ。そこでラッツは電波な発言ばかりのマーメイド、ササナ・セスセルトと出会う。
『人魚島』と呼ばれるマーメイドの住処から出て来たというササナ。どうにも現地に帰る事が出来ず、困っているらしい。
ゴボウの話によれば、『人魚島』が隠されているのであれば、それは『真実の瞳』というアイテムによって居場所を特定する事が可能だという。ラッツはササナに協力することに。
だが、どうにも『人魚島』を真面目に目指す気が感じられないササナ。『真実の瞳』があるという噂の『スカイガーデン』へと行く途中、訪れた『イースト・リヒテンブルク』という街で開催された、『アーチャートーナメント』の優勝賞品を欲しがる。
ラッツは『アーチャートーナメント』に参加することに。どうにか優勝を収めるが、人間の振りをして紛れていた『リトル・フィーガード』と出会い、ササナは『人魚島』へと帰されてしまう。
どうにも『人魚島』に危ない空気を感じたラッツは、ササナを『人魚島』から救い出す事を決意。後を付けて様子を見ていたらしきフィーナと、トーナメント参加者であり『スカイガーデン』の住人であるロイス・クレイユと共に、スカイガーデンを目指す。
真実の瞳があるとすれば、『先住民族マウロの遺跡』だと話すゴボウ。スカイガーデンに到着すると、一同は遺跡を目指す。だが不思議な転移の魔法陣に引っ掛かり、『マウロの遺跡』から戻る事が出来なくなった一同。
パーティーはピンチになり、ラッツは旧時代の魔物の毒にやられてしまう。ラッツはゴボウから捨て身の必殺技を会得し、フィーナ、ロイス、ゴボウのそれぞれをバラバラに転移させる。そうして、意識を失った。
・第三章
山奥で目覚めたラッツ。不思議な魔法陣によって生かされたらしい。助けたのは、獣族のキュート・シテュ。そこでラッツは、スカイガーデンの一件から一年が経ってしまったことと、自分が今『魔界』に居ることを知る。
キュートは、たった一人でダンジョンに住まう魔族。大人とも子供とも言えない外見のキュートは、孤独に生きている所に突如として転移してきたラッツを「お兄ちゃん」と呼び、慕う。
とにかく人間界に戻らなければならないラッツだが、その前に『人魚島』からササナを救い出す事を優先する。意識を失いながらも手に入れていた『真実の瞳』で、人魚島の在り処を見極めようとするラッツ。二人はダンジョンを抜け、魔族の街『ティロトゥルェ』へ。
そこでフルリュと再会するラッツだが、キュートはロゼッツェル・リースカリギュレートという獣族によって、獣族の街『アサウォルエェ』へと戻されてしまう。
突然の事で、キュートを救い出しに行くラッツ。そこはロゼッツェルが支配する街となっており、キュートは悪役として嵌められ、ダンジョンに押し込められていたのだった。
キュートを助け出したが、ロゼッツェルには逃げられる。追う理由もないラッツは、フルリュと三人で『人魚島』へと行くため、『タスティカァ』へ。そこで、マウス五世と名乗るネズミと出会う。どうにも、ゴボウの関係者のようだが……
無事『人魚島』へと辿り着いた一同は、やっとの思いでササナと再会。『人魚島』の最深部、『海底神殿』でササナの父、ポセイドン・セスセルトとぶつかる。ピンチの瞬間、マウス五世に助けられ、ササナとポセイドンは決別してしまう。
一同は『人魚島』にあるゲートから再び人間界へ。サウス・レインボータウンへと到着し、一時の安息を得るのだった。
・第四章
無事に人間界へと戻ってきたラッツは、フルリュ、ササナ、キュートと共にマウス五世の言っていた『深淵の耳』を手に入れるため、『リンガデム・シティ』を目指す。道中で離れ離れになった仲間の情報も集めようと画策する。ところが、道中の街で出会ったリオ・アップルクラインに、自分は指名手配されていると告げられる。
『サウス・マウンテンサイド』の街でシルバード・ラルフレッドと再会したラッツは、彼が治安保護隊員の服を着ている事に気付く。シルバードはラッツを殺そうとするが、一同は逃げ切り、『セントラル・シティ』へ。
どうにか『セントラル・シティ』まで辿り着くも、待ち構えていた治安保護隊員のベティーナ・ルーズに攻撃され、やむなく捕まってしまう。向かった先はダンジョンの中にある『セントラル大監獄』。そこでラッツはテイガ・バーンズキッドと名乗る盗賊と出会い、脱獄を計画する。
テイガと協力し、二人は塔の屋上へ。テイガの蝙蝠で逃げる予定だったが、ラッツが出遅れたためにベティーナと鉢合わせてしまい、テイガには逃げられる。どうにかピンチを切り抜けようとベティーナを捕らえるラッツだったが、暴れたベティーナと共に塔から落ちてしまう。そこで、助けに現れたレオ・ホーンドルフと再会する。
レオはフルリュ達を一度、自身の隠れ家へと避難させていた。『リンガデム・シティ』が跡形もなく無くなったのだと言う。不思議に思ったラッツは状況を確認するため、『リンガデム・シティ』に行った。
そこでラッツは、かのシルバード・ラルフレッドと再会。ゴールデンクリスタルを発見し、この状況の首謀者、シルバードと出会う。シルバードをどうにか倒すが、それはシルバードの父、ゴールバードの計画だった――現れたゴールバードの化物が、ラッツ達を襲う。
ラッツは、化物の動力源がロイス・クレイユであることを知る。どうにか化物を倒したラッツはロイスを救出し、残るフィーナを救うため、『流れ星と夜の塔』へと向かった。
一人向かった筈のラッツだったが、訪れた『イースト・リンガデム』にはベティーナがいた。更にアカデミーの同期、チーク・ノロップスターと再会するのだった。
○主要な登場人物
・ラッツ・リチャード
冒険者アカデミーの中でも最高峰と名高い、『ライジングサン・アカデミー』の首席卒業者。カーキ色のジャケットと炭鉱マン上がりのゴーグル、指貫グローブがトレードマーク。
頭の回転は早いが分からない事を考えるのが苦手で、何かの真理的な話は最も苦手。
悪戯好きで博打にも強い半面、性格は根本的に素直であり、うっかり都合良く騙されてしまうこともしばしば。強くなることに努力は惜しまないが、行動原理は『仲間を守ること』にあるため、情を感じる場面で非情を貫く事を最も苦手とする。
ホワイトニング:聖職者のスキル。物理攻撃・防御力を高める付与魔法。
キャットウォーク:盗賊のスキル。移動速度を高める付与魔法。祖父譲りらしいが……
ヴァニッシュ・ノイズ:盗賊のスキル。足音を消す付与魔法。
イーグルアイ:弓士のスキル。動体視力など、空間把握能力全般を強化する付与魔法。
マジックオーラ:魔法使いのスキル。魔法攻撃力・防御力を高める付与魔法。
聖水作成:聖職者のスキル。魔力を含む水から聖水を作る。
コールドスリープ:商人のスキル。食料品などを凍結させる。
チョップ:剣士のスキル。短剣で突きを放つ。
ソニックブレイド:剣士のスキル。疾風の速度で斬り付ける。
パリィ:剣士のスキル。打撃攻撃を受け流すが、重い攻撃には使えない。
刺突:武闘家のスキル。手刀による突きを放つ。
飛弾脚:武闘家のスキル。相手を蹴り飛ばす。防御的な意味合いが強い。
牙折り:武闘家のスキル。武器持ちの相手に対して、武器を破壊する役割を持つ。
レッドボール:魔法使いのスキル。火球を投げ付ける攻撃魔法。
レッドトーテム:魔法使いのスキル。火柱を立てる攻撃魔法。
ブルーボール:魔法使いのスキル。水球を投げ付ける攻撃魔法。
ブルーカーテン:魔法使いのスキル。上空から水が降り注ぐ攻撃魔法。
イエローボルト:魔法使いのスキル。電撃を放つ攻撃魔法。
三種のアロー(レッド・アロー、ブルー・アロー、イエロー・アロー):弓士のスキル。属性矢を放つ。
インパクトスイング:商人などのスキル。鈍器で思い切り叩く。衝撃波が範囲攻撃になる。
ホワイトニング・イン・ザ・ウエポン:ラッツの固有スキル。武器の急所率を高める他、武器そのものの耐久値が上がる。
強化爆撃:ラッツの固有スキル。炎を起こした場所を爆発させる。
重複表現:ゴボウ伝授のスキル。付与魔法を重ね掛けする事ができる、強力なスキル。
凶暴表現:ゴボウ伝授のスキル。生命力を犠牲にして、制限を超えた能力を引き出す。但し、使用者は死亡する。
限定表現:ラッツの固有スキル。基礎攻撃スキルの威力全般を高める。
計画表現:ラッツの固有スキル。攻撃スキルの軌道を変える、反射と反転の二つの魔法陣を作り出す。
・ゴボウ
突如としてラッツの前に現れたゴボウ的物体。色々な知識を持っているが世界の真理に接触する話が多く、ラッツとは相性最悪の関係。何故か、『嘗て』と話すとラッツの意思に関係なく、会話が中断される。
満月の夜にゴボウ的『神具』から、元に戻る事が判明した。身長がかなり低いため、戻っている間は宙に浮いている。幼児体型。
茶髪で、こめかみの上辺りに二本の角を持つ魔族。紅の瞳は夜でも光る。自分のことを「世紀の大魔法使いがこんなにちんちくりんで、格好悪い」と思っているため、ゴボウ状態の時は低い男声で話す。
その全ては謎に包まれている。
・フィーナ・コフール
『ルナ・ハープの泉』よりラッツの前に現れ、何かと付き纏ってくる聖職者。ストレートの銀髪に碧眼を持ち、桃色のシスター服を着ている事が多い。
ラッツを手篭めにすることが目標らしく、何かとラッツに挑発的な行為を仕掛ける。その度に、ラッツからは「何を考えているのか分からない」と思われている。
先住民族マウロの遺跡では、ラッツを本気で心配していた。何やら理由がありそうだが、以降ラッツはフィーナと接触できていない。
元、ギルド・セイントシスターのギルドリーダー。聖職者ならではの強力な付与魔法を得意とする。
ハイ・ヒール:味方一人の体力を大幅に回復させる。
ガードベル:対象者への物理攻撃を、対象者の体力と同じ分だけ無効化する。
レデュースダメージ:本来受ける筈のダメージを最大二分の一まで減少させる。
セイントベール:魔力空間を作り出し、中に居る味方の防御力を向上させる。
ラジカルガード:一方向に巨大な盾を出現させ、攻撃を防ぐ。
・フルリュ・イリイィ
ラッツが『轟の森』で助けたハーピィ。緩やかにウェーブした金髪、真っ白な肌。瞳の色はエメラルドグリーン。メンバーの中では一番胸が大きい。翼は腕に羽が生えているタイプだが、普段は折り畳まれているのであまり目立たない。
健気な性格で、どうしようもなく騙されやすい。一度助けられたラッツに好意を寄せ、一度はパーティーを離れるが『ティロトゥルェ』にて再会する。ラッツのパーティーにおいて、重複表現を発動させるための重要なトリガー要員となる。
付与魔法の倍増化は純粋な強化として使えるため、ラッツに重宝される。但し、今のフルリュの魔力からは『三重掛け』がギリギリのレベルのようだ。
得意技はキス系の魔法。単体支援を得意とする。最近、風を起こす魔法も使えるようになったらしい。
リラクゼーション・キッス:味方一人を回復させる。
マジックリンク・キッス:味方一人と魔力を共有し、互いの好きなように利用することができる。
ホワイト・カット:斬撃の風を起こす攻撃魔法。
ホーリーウィンド:爆風を起こす大魔法。詠唱を必要とする。
・ササナ・セスセルト
『サウス・レインボータウン』で出会ったマーメイド。水色の髪に赤い瞳で、地上を行動する時にはターバンを巻くのがお洒落だと思っている。胸は普通。尻の方が大きい。
基本的に喋るのが遅く、テンポが悪い。かと思えば、電波な発言を乱発する困った人魚姫。アーチャートーナメントでラッツに『虹色の指輪』を強請る。
人魚島以降は、結婚式を保護にして指輪を嵌めた関係で、自分をラッツの正妻扱いしている。だが独り占めする気はなく、ハーレムを作る意思さえ見られる奇妙な娘。
得意技は音を利用した、妨害・幻覚魔法。攻撃は苦手のようで、サポート専門。
ラリパニソング:幻覚を見せる。
シンクロ・ノイズ・ノイズ:周囲に可視化された音を作り出し、攻撃魔法を誘導する。
スクウィイズ・ボイス・ボイス:魔力と移動速度が低減する音空間を作り出す。
トリック・オア・マジック:物理攻撃なら物理攻撃を、魔法攻撃なら魔法攻撃を吸収して跳ね返す。但し、繰り出す為に相応の魔力・筋力を必要とする。
・キュート・シテュ
ダンジョンに住まう脳筋娘。茶髪のツインテールに獣族特有の、一枚の布に首を通す穴を設けて、紐で腰で縛るような民族衣装を着ている。瞳の色は左右で違い、右が金色、左は赤。メンバーの中ではゴボウの次に幼児体型。
出会った当初こそ頭の回る発言をするが、ラッツを心から信頼するようになり、それからは脳筋発言が目立つ。安心できる相手が現れた事で、彼女のガードが緩んだと思われる。
ラッツの事を「お兄ちゃん」と呼び、慕っている。ラッツはその度に「お前は妹ではない」と言うが、ノリの良い時だけ「妹よ!」などと発言している。
悪戯好きで自由奔放。アホの子。得意技は自慢の筋力を利用した『十万トンキック』。
キャットダンス:ラッツの使うキャットウォークの上位魔法。移動速度を高める。
・レオ・ホーンドルフ
ラッツのアカデミー時代の同期。一直線な熱血男で、冷めている時と熱い時の差が激しい。
ギルド・ソードマスターを辞めてからは、アカデミー時代の師匠であるエトッピォウ・ショノリクスの元で修行していた。ラッツと共にパーティーを組むことを目標にしており、念願のそれを達成する。
ソードマスター時代の黒い戦闘服を愛用し、以降赤いマントを羽織っている。腰の黒刀は親譲りの名刀。
ヘビーブレイド:ソニックブレイドの上位スキル。武器破壊の意味を併せ持つ。
ウェイブ・ブレイド:魔力を発し、飛び道具となる斬撃を放つ。
ドラゴンブレイク:別名『竜殺しの剣』。エトッピォウ・ショノリクス直伝。
・ロイス・クレイユ
『イースト・リヒテンブルク』で出会った弓士。一見すると女の子のように綺麗な肌と指。身長も声も完全に女性。ライトグリーンの髪を肩くらいまで伸ばし、茶色の瞳が印象的。
腰に回すタイプのポーチに、常に小物を入れている。半袖半ズボンとマント、弓士ならではの軽量装備。性格はおっとりしていて、基本的にはビビリ。だが、戦闘時には克服したようだ。
弓士の中でも最高峰の魔力と機敏さを持ち、大魔法も幾つか扱える。遠距離攻撃のエキスパート。
スピリット・アロー:魔力の矢を放つ。魔力が高い相手に特に有効。
ライトニング・アロー:イエロー・アローの上位スキル。雷を纏った矢を放つ。
シャイニング・アロー:ライトニング・アローの上位スキル。天から降り注ぐ雷を矢に乗せて放つ。
タイダルウェイブ:津波を起こす大魔法。詠唱が必要。
超・放・電:ラッツを真似て、ロイスが考えた連携スキル。『タイダルウェイブ』に『シャイニング・アロー』を乗せた放電攻撃。
・テイガ・バーンズキッド
ラッツが『セントラル大監獄』に閉じ込められた時、脱獄を画策した首謀者。水色の髪にバンダナを巻き、常に地味な格好をしている。瞳の色は橙に近い黄色。
殺し合いが常に起こっている場所で育ったと本人は主張しており、性格はクールで自分中心。効率良く生き延びる為に最善を尽くす人間で、そのためには殺しも厭わない。
盗賊として情報屋をやっており、様々な情報を得てはラッツに売り付ける。ラッツに傍観対象としての興味を抱いているようだが……
ハイドボディ:全身を透明にする。
アサシネイション:音もなく打撃攻撃を放つ。
・ベティーナ・ルーズ
『セントラル・シティ』で出会った、高速詠唱が特徴の魔法使い。緩やかにカールしたセミロングの金髪、碧眼。化粧が濃く、赤を主体とした服を好む。
我儘で横柄な態度。だがただのお嬢様かと言えばそうではなく、治安保護機関である程度の権威になる程度には賢い。ラッツとは直になれない関係で、『服従の首輪』を装着された瞬間から、ラッツの下僕でもある。
一気に詠唱を完了させ、瞬く間に大魔法を成立させる事ができる。攻撃力が高い反面それ以外に長所はなく、魔法を封じられると一転、ただのお荷物に成り下がる。
ダイナマイトメテオ:爆発する隕石を降らせる大魔法。詠唱が必要。
シャイニングハンマー:巨大な雷槌で殴る大魔法。詠唱が必要。
タイダルウェイブ:津波を起こす大魔法。詠唱が必要。
ニードルロック:地面から岩の針を出現させる大魔法。詠唱が必要。
・チーク・ノロップスター
『フリーショップ・セントラル』の店員。ピンク色の跳ねた猫っ毛に、赤銅色の瞳を持つ。いつも元気。
・アンゴ・ドリアン
『フリーショップ・セントラル』の店長。豪快な性格が持ち味。
・リオ・アップルクライン
『サウス・マウンテンサイド』に住む聖職者。ラッツとはアカデミー時代の同期。
・リトル・フィーガード
ササナのお目付け役のようだ。
・ロゼッツェル・リースカリギュレート
アサウォルエェを支配していた詐欺師。ハンスと呼ばれる相方を持ち、金を稼いでいた。
何か別の目的があるらしいが、その真相は不明。
・ベイン・ポートナムト
ササナの結婚相手だったマーメイド。結婚式の当日に花嫁を奪われた可哀想な人。