H000 ここから読みたい人のためのまとめ
○ここまでのあらすじ
・第一章
冒険者アカデミーを首席で卒業するも、どこのギルドにも所属できなかった首席のアカデミー卒業生、ラッツ・リチャード。『セントラル・シティ』の冒険者初心者として途方に暮れる彼は、初めて訪れたダンジョン『轟の森』で謎のゴボウ(?)と出会い、死に掛けのハーピィを発見する。
・第二章
ラッツは電波な発言ばかりのマーメイド、ササナ・セスセルトと出会う。『人魚島』から出て来たというササナ。どうにも現地に帰る事が出来ず、困っているらしい。
道中、人間の振りをして紛れていた『リトル・フィーガード』と出会い、ササナは『人魚島』へと帰されてしまう。嫌がるササナ。展開が不自然だと気づくラッツ。
どうにも『人魚島』に危ない空気を感じたラッツは、ササナを『人魚島』から救い出す事を決意。『スカイガーデン』へと向かい、『真実の瞳』を手に入れるため、『先住民族マウロの遺跡』を目指す。だが不思議な転移の魔法陣に引っ掛かり、遺跡から戻る事が出来なくなってしまう。
パーティーはピンチになり、ラッツは旧時代の魔物の毒にやられてしまう。ラッツはゴボウから捨て身の必殺技を会得し、フィーナ、ロイス、ゴボウのそれぞれをバラバラに転移させる。そうして、意識を失った。
・第三章
山奥で目覚めたラッツ。不思議な魔法陣によって生かされたらしい。助けたのは、獣族のキュート・シテュ。そこでラッツは、スカイガーデンの一件から一年が経ってしまったことと、自分が今『魔界』に居ることを知る。
とにかく人間界に戻らなければならないラッツだが、その前に『人魚島』からササナを救い出す事を優先する。意識を失いながらも手に入れていた『真実の瞳』で、人魚島の在り処を見極めようとするラッツ。二人はダンジョンを抜け、魔族の街『ティロトゥルェ』へ。しかし、キュートはロゼッツェル・リースカリギュレートという獣族によって、獣族の街『アサウォルエェ』へと戻されてしまう。
キュートを助け出したが、ロゼッツェルには逃げられる。追う理由もないラッツは、フルリュと三人で『人魚島』へ。道中の街で、マウス五世と名乗るネズミと出会う。どうにも、ゴボウの関係者のようだが……
無事『人魚島』へと辿り着いた一同は、ササナと再会。『人魚島』の最深部、『海底神殿』でササナの父、ポセイドン・セスセルトとぶつかる。ピンチの瞬間、マウス五世に助けられ、ササナとポセイドンは決別してしまう。
一同は『人魚島』にあるゲートから再び人間界へ。
・第四章
無事に人間界へと戻ってきたラッツは、マウス五世の言っていた『深淵の耳』を手に入れるため、『リンガデム・シティ』を目指す。ところが、道中出会ったリオ・アップルクラインに、自分は指名手配されていると告げられる。
どうにか『セントラル・シティ』まで辿り着くも、待ち構えていた治安保護隊員のベティーナ・ルーズに攻撃され、やむなく捕まってしまう。向かった先はダンジョンの中にある『セントラル大監獄』。そこでラッツはテイガ・バーンズキッドと名乗る盗賊と出会い、脱獄を計画する。
テイガと協力し、二人は塔の屋上へ。テイガの蝙蝠で逃げる予定だったが、ラッツが出遅れたためにベティーナと鉢合わせてしまい、テイガには逃げられる。どうにかピンチを切り抜けようとベティーナを捕らえるラッツだったが、暴れたベティーナと共に塔から落ちてしまう。そこで、助けに現れたレオ・ホーンドルフと再会する。
レオは『リンガデム・シティ』が跡形もなく無くなったのだと話す。不思議に思ったラッツは状況を確認するため、『リンガデム・シティ』に。
そこでラッツは、かのシルバード・ラルフレッドと再会。ゴールデンクリスタルを発見し、この状況の首謀者がシルバードだという事に気付く。シルバードをどうにか倒すが、それはシルバードの父、ゴールバードの計画だった――現れたゴールバードの化物が、ラッツ達を襲う。
ラッツは、化物の動力源がロイス・クレイユであることを知る。どうにか化物を倒したラッツはロイスを救出し、残るフィーナを救うため、『流れ星と夜の塔』へと向かった。
そこでラッツはアカデミーの同期、チーク・ノロップスターと再会する。
・第五章
チークと合流したラッツは、フィーナの閉じ込められている『流れ星と夜の塔』へと向かう。その場所は五十の階層からなるダンジョンマスターの巣窟で、最上階の更に上にフィーナが居るとの事だった。
塔の番人となっている『ビッグ・トリトンチュラ』を倒したラッツ一同は、突如として門の前に現れた男、フォックス・シードネスと出会う。彼は屋上へと辿り着く為には、その五十階の塔を登るしか無いと話す。不審に思うラッツだったが、突如として現れたフィーナと顔を合わせてしまい、塔を登る事を決意する。塔に入ってからクール・オウルという魔物がラッツの仲間に加わり、一同は流れ星と夜の塔へ。
『マスクドピエロ』、『プリティジョーカー』等を含む数々のダンジョンマスターと戦っていくラッツ。着実に魔力は削られていき、途中でチークの魔力が尽きてしまう。ラッツはチークをギルドに入れると話し、レオの隠れ家に戻させる。
付いて来たベティーナはしぶとく戦っていたが、四十階の『アイアンキング』に魔力を吸われ、身動きが取れなくなってしまう。ラッツはベティーナも返し、一人で進む事を決意する。
しかし、何かがおかしい。妙な疑惑は、五十階の最後のダンジョンマスター『ドッペルゲンガー』と対峙した時に気付いた。全てはフォックス・シードネスの張った罠であり、ラッツはダンジョンマスターを倒させていたのだと。
瀕死のラッツが見たものは、過去の風景だった。クールはコフール一族に仕えているフクロウの魔物であり、遠い昔に会っていた事を思い出す。そして、クールが人知れず死んでしまったことで、フィーナを助け出すと決意した自分自身のことも。
瀕死のラッツは<暴走表現>を編み出し、ドッペルゲンガーを倒す。最上階に辿り着くが、フォックスの数々のトラップに苦しめられるラッツ。
だが、トラップとして仕掛けられていた幻覚空間を逆に利用し、ラッツはフォックスに打ち勝つ。フォックス・シードネスがゴールバードと繋がりを持っている事を知り、更にはロゼッツェル・リースカリギュレートも作戦に加担していた。
どうにかフィーナを救い出したラッツはその場から逃げる。神具をロゼッツェルに奪われてしまったが、一時の安らぎを得るラッツだった。
○主要な登場人物
・ラッツ・リチャード
冒険者アカデミーの中でも最高峰と名高い、『ライジングサン・アカデミー』の首席卒業者。カーキ色のジャケットと炭鉱マン上がりのゴーグル、指貫グローブがトレードマーク。
頭の回転は早いが分からない事を考えるのが苦手で、何かの真理的な話は最も苦手。
悪戯好きで博打にも強い半面、性格は根本的に素直であり、うっかり都合良く騙されてしまうこともしばしば。強くなることに努力は惜しまないが、行動原理は『仲間を守ること』にあるため、情を感じる場面で非情を貫く事を最も苦手とする。
ホワイトニング:聖職者のスキル。物理攻撃・防御力を高める付与魔法。
キャットウォーク:盗賊のスキル。移動速度を高める付与魔法。祖父譲りらしいが……
ヴァニッシュ・ノイズ:盗賊のスキル。足音を消す付与魔法。
イーグルアイ:弓士のスキル。動体視力など、空間把握能力全般を強化する付与魔法。
マジックオーラ:魔法使いのスキル。魔法攻撃力・防御力を高める付与魔法。
聖水作成:聖職者のスキル。魔力を含む水から聖水を作る。
コールドスリープ:商人のスキル。食料品などを凍結させる。
チョップ:剣士のスキル。短剣で突きを放つ。
ソニックブレイド:剣士のスキル。疾風の速度で斬り付ける。
パリィ:剣士のスキル。打撃攻撃を受け流すが、重い攻撃には使えない。
刺突:武闘家のスキル。手刀による突きを放つ。
飛弾脚:武闘家のスキル。相手を蹴り飛ばす。防御的な意味合いが強い。
牙折り:武闘家のスキル。武器持ちの相手に対して、武器を破壊する役割を持つ。
レッドボール:魔法使いのスキル。火球を投げ付ける攻撃魔法。
レッドトーテム:魔法使いのスキル。火柱を立てる攻撃魔法。
ブルーボール:魔法使いのスキル。水球を投げ付ける攻撃魔法。
ブルーカーテン:魔法使いのスキル。上空から水が降り注ぐ攻撃魔法。
イエローボルト:魔法使いのスキル。電撃を放つ攻撃魔法。
三種のアロー(レッド・アロー、ブルー・アロー、イエロー・アロー):弓士のスキル。属性矢を放つ。
インパクトスイング:商人などのスキル。鈍器で思い切り叩く。衝撃波が範囲攻撃になる。
ホワイトニング・イン・ザ・ウエポン:ラッツの固有スキル。武器の急所率を高める他、武器そのものの耐久値が上がる。
強化爆撃:ラッツの固有スキル。炎を起こした場所を爆発させる。
重複表現:ゴボウ伝授のスキル。付与魔法を重ね掛けする事ができる、強力なスキル。
凶暴表現:ゴボウ伝授のスキル。生命力を犠牲にして、制限を超えた能力を引き出す。但し、使用者は死亡する。
限定表現:ラッツの固有スキル。基礎攻撃スキルの威力全般を高める。
計画表現:ラッツの固有スキル。攻撃スキルの軌道を変える、反射と反転の二つの魔法陣を作り出す。
暴走表現:ラッツの固有スキル。一分間の間だけ莫大な魔力を保有し、付与魔法の重ね掛けを行う。
・ゴボウ
突如としてラッツの前に現れたゴボウ的物体。色々な知識を持っているが世界の真理に接触する話が多く、ラッツとは相性最悪の関係。何故か、『嘗て』と話すとラッツの意思に関係なく、会話が中断される。
満月の夜にゴボウ的『神具』から、元に戻る事が判明した。身長がかなり低いため、戻っている間は宙に浮いている。幼児体型。
茶髪で、こめかみの上辺りに二本の角を持つ魔族。紅の瞳は夜でも光る。自分のことを「世紀の大魔法使いがこんなにちんちくりんで、格好悪い」と思っているため、ゴボウ状態の時は低い男声で話す。
その全ては謎に包まれている。
・フィーナ・コフール
『ルナ・ハープの泉』よりラッツの前に現れ、何かと付き纏ってくる聖職者。ストレートの銀髪に碧眼を持ち、桃色のシスター服を着ている事が多い。
ラッツに助け出され、過去の事を思い出して貰う事で、無事に幼馴染としての地位を取り戻した。病的な程にラッツに執着心を示し、普段は清潔感のある態度だが、ラッツを前にすると性的な誘惑を繰り返す困った娘。
元、ギルド・セイントシスターのギルドリーダー。聖職者ならではの強力な付与魔法を得意とする。
ハイ・ヒール:味方一人の体力を大幅に回復させる。
ガードベル:対象者への物理攻撃を、対象者の体力と同じ分だけ無効化する。
レデュースダメージ:本来受ける筈のダメージを最大二分の一まで減少させる。
セイントベール:魔力空間を作り出し、中に居る味方の防御力を向上させる。
ラジカルガード:一方向に巨大な盾を出現させ、攻撃を防ぐ。
サンクチュアリ:一定時間、魔物を寄せ付けない空間を誕生させる。
・フルリュ・イリイィ
ラッツが『轟の森』で助けたハーピィ。緩やかにウェーブした金髪、真っ白な肌。瞳の色はエメラルドグリーン。メンバーの中では一番胸が大きい。翼は腕に羽が生えているタイプだが、普段は折り畳まれているのであまり目立たない。
健気な性格で、どうしようもなく騙されやすい。一度助けられたラッツに好意を寄せ、一度はパーティーを離れるが『ティロトゥルェ』にて再会する。ラッツのパーティーにおいて、重複表現を発動させるための重要なトリガー要員となる。
付与魔法の倍増化は純粋な強化として使えるため、ラッツに重宝される。但し、今のフルリュの魔力からは『三重掛け』がギリギリのレベルのようだ。
得意技はキス系の魔法。単体支援を得意とする。最近、風を起こす魔法も使えるようになったらしい。
リラクゼーション・キッス:味方一人を回復させる。
スリーピング・キッス:対象者一人を眠らせる。
マジックリンク・キッス:味方一人と魔力を共有し、互いの好きなように利用することができる。
ホワイト・カット:斬撃の風を起こす攻撃魔法。
ホーリーウィンド:爆風を起こす大魔法。詠唱を必要とする。
・ササナ・セスセルト
『サウス・レインボータウン』で出会ったマーメイド。水色の髪に赤い瞳で、地上を行動する時にはターバンを巻くのがお洒落だと思っている。胸は普通。尻の方が大きい。
基本的に喋るのが遅く、テンポが悪い。かと思えば、電波な発言を乱発する困った人魚姫。アーチャートーナメントでラッツに『虹色の指輪』を強請る。
人魚島以降は、結婚式を反故にして指輪を嵌めた関係で、自分をラッツの正妻扱いしている。だが独り占めする気はなく、ハーレムを作る意思さえ見られる奇妙な娘。
得意技は音を利用した、妨害・幻覚魔法。攻撃は苦手のようで、サポート専門。
ラリパニソング:幻覚を見せる。
シンクロ・ノイズ・ノイズ:周囲に可視化された音を作り出し、攻撃魔法を誘導する。
スクウィイズ・ボイス・ボイス:魔力と移動速度が低減する音空間を作り出す。
トリック・オア・マジック:物理攻撃なら物理攻撃を、魔法攻撃なら魔法攻撃を吸収して跳ね返す。但し、繰り出す為に相応の魔力・筋力を必要とする。
・キュート・シテュ
ダンジョンに住まう脳筋娘。茶髪のツインテールに獣族特有の、一枚の布に首を通す穴を設けて、紐で腰で縛るような民族衣装を着ている。瞳の色は左右で違い、右が金色、左は赤。メンバーの中ではゴボウの次に幼児体型。
出会った当初こそ頭の回る発言をするが、ラッツを心から信頼するようになり、それからは頭の悪い発言が目立つ。
ラッツの事を「お兄ちゃん」と呼び、慕っている。ラッツはその度に「お前は妹ではない」と言うが、ノリの良い時だけ「妹よ!」などと発言しているため、満更でもないようす。
悪戯好きで自由奔放。アホの子。得意技は自慢の筋力を利用した『十万トンキック』。
キャットダンス:ラッツの使うキャットウォークの上位魔法。移動速度を高める。
・レオ・ホーンドルフ
ラッツのアカデミー時代の同期。一直線な熱血男で、冷めている時と熱い時の差が激しい。
ギルド・ソードマスターを辞めてからは、アカデミー時代の師匠であるエトッピォウ・ショノリクスの元で修行していた。ラッツと共にパーティーを組むことを目標にしており、念願のそれを達成する。
ソードマスター時代の黒い戦闘服を愛用し、以降赤いマントを羽織っている。腰の黒刀は親譲りの名刀。
ヘビーブレイド:ソニックブレイドの上位スキル。武器破壊の意味を併せ持つ。
ウェイブ・ブレイド:魔力を発し、飛び道具となる斬撃を放つ。
ドラゴンブレイク:別名『竜殺しの剣』。エトッピォウ・ショノリクス直伝。
・ロイス・クレイユ
『イースト・リヒテンブルク』で出会った弓士。一見すると女の子のように綺麗な肌と指。身長も声も完全に女性。ライトグリーンの髪を肩くらいまで伸ばし、茶色の瞳が印象的。
腰に回すタイプのポーチに、常に小物を入れている。半袖半ズボンとマント、弓士ならではの軽量装備。性格はおっとりしていて、基本的にはビビリ。だが、戦闘時には克服したようだ。
弓士の中でも最高峰の魔力と機敏さを持ち、大魔法も幾つか扱える。遠距離攻撃のエキスパート。
スピリット・アロー:魔力の矢を放つ。魔力が高い相手に特に有効。
ライトニング・アロー:イエロー・アローの上位スキル。雷を纏った矢を放つ。
シャイニング・アロー:ライトニング・アローの上位スキル。天から降り注ぐ雷を矢に乗せて放つ。
タイダルウェイブ:津波を起こす大魔法。詠唱が必要。
超・放・電:ラッツを真似て、ロイスが考えた連携スキル。『タイダルウェイブ』に『シャイニング・アロー』を乗せた放電攻撃。
・テイガ・バーンズキッド
ラッツが『セントラル大監獄』に閉じ込められた時、脱獄を画策した首謀者。水色の髪にバンダナを巻き、常に地味な格好をしている。瞳の色は橙に近い黄色。
殺し合いが常に起こっている場所で育ったと本人は主張しており、性格はクールで自分中心。効率良く生き延びる為に最善を尽くす人間で、そのためには殺しも厭わない。
盗賊として情報屋をやっており、様々な情報を得てはラッツに売り付ける。ラッツに傍観対象としての興味を抱いているようだが……
ハイドボディ:全身を透明にする。
アサシネイション:音もなく打撃攻撃を放つ。
・ベティーナ・ルーズ
『セントラル・シティ』で出会った、高速詠唱が特徴の魔法使い。緩やかにカールしたセミロングの金髪、碧眼。化粧が濃く、赤を主体とした服を好む。
我儘で横柄な態度。だがただのお嬢様かと言えばそうではなく、治安保護機関である程度の権威になる程度には賢い。ラッツとは火と油の関係で、『服従の首輪』を装着された瞬間から、ラッツの下僕でもある。
一気に詠唱を完了させ、瞬く間に大魔法を成立させる事ができる。攻撃力が高い反面それ以外に長所はなく、魔法を封じられると一転、ただのお荷物に成り下がる。
ダイナマイトメテオ:爆発する隕石を降らせる大魔法。詠唱が必要。
シャイニングハンマー:巨大な雷槌で殴る大魔法。詠唱が必要。
タイダルウェイブ:津波を起こす大魔法。詠唱が必要。
ニードルロック:地面から強固な棘を出現させる大魔法。詠唱が必要。
レッドプロミネンス:濃赤のレーザーを放つ大魔法。詠唱が必要。
・チーク・ノロップスター
元、『フリーショップ・セントラル』の店員。ピンク色の跳ねた猫っ毛に、赤銅色の瞳を持つ。いつも元気で、テンションが上がると意味の分からないマシンガントークを繰り返し、場を混乱させる。
細かい事を気にしない豪快な性格で、生の虫を食べる事にすら一切躊躇しない。思い立ったが吉日、心行くまで突っ走らないと気が済まない。
アイテムカートには下着も含め、生活に必要なものが全て入っているらしい。<インパクトスイング>を利用した範囲攻撃が得意だが、戦闘で使えるスキルはそれだけのようだ。
インパクトスイング:鈍器で思い切り叩く。衝撃波が範囲攻撃になる。
・エトッピォウ・ショノリクス
ラッツ達、ライジングサン・アカデミーの先生にして、元ギルド・ソードマスターのギルドリーダー。強く優しく厳しい。
・アンゴ・ドリアン
『フリーショップ・セントラル』の店長。豪快な性格が持ち味。
・リオ・アップルクライン
『サウス・マウンテンサイド』に住む聖職者。ラッツとはアカデミー時代の同期。
・リトル・フィーガード
ササナのお目付け役のようだ。
・ロゼッツェル・リースカリギュレート
アサウォルエェを支配していた詐欺師。ハンスと呼ばれる相方を持ち、金を稼いでいた。
何か別の目的があるらしいが、その真相は不明。
・ベイン・ポートナムト
ササナの結婚相手だったマーメイド。結婚式の当日に花嫁を奪われた可哀想な人。
・ゴールバード・ラルフレッド
エトと同時代と思われるが、ギルド・チャンピオンギャングの現ギルドリーダー。不気味な鎧を操作し、何かを企んでいるようだ。




