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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私達の狂った愛し合い方

作者: Small・Bear

私はどこにでもいる。

女子高生だった。

でもある日を境に私は変わってしまった



******


私には彼氏がいた。

とても優しくて、頼りがいがある彼。

でも…私は見てしまった。


昼休みに彼が他の女の子と…

キスをしていたところを…

そのとき私の中の何かの糸が切れたこと。


そのキスをしていた女の子は隣のクラスの女の子だった。


その後私はそのとこがショックで早退した。

そして家に帰って私がとった行動は…


カッターを取り出して

枕を切り裂き、壁に傷をつけた。

もうそのとき私はどんな表情をしているかなんて分からなかった。

きっと無表情だと思う。

でも無意識のうちだろうか?

カッターを取り出したときに涙が頬を伝った。

やっぱりショックを受けているんだ。


あんなに優しかったのに、あなたといるときはとても楽しかったのに。

苦しいときはいつも傍にいてくれたのに…


好きだよ。

大好き。

こんなに大好きなのに。

どうして貴方(あなた)は私から遠ざかって行ってしまうの?

私は貴方あなたに身も心も捧げるよ。

だから…いなくならないで…

でないと…


ワタシコワレチャウヨ?





********

ピンポーン

インターフォンがなった鳴らしたのは貴方(あなた)


「大丈夫?早退したって聞いたけど」

「大丈夫だよ」

私は彼を抱きしめた今はただ…ただ…

あなたの体温を感じていたい…


私は彼の手首を引っ張って私の部屋に連れ込んだ。

「!」

彼は驚いていた。

そりゃそうだ私の部屋には傷ばっかりついてるのだから。

枕を切り裂いて、壁に傷。

そこらじゅうに切り裂いた後。

そして彼をベッドに押し倒す。


「おまっなに!」

そして…右手に持ってるカッターナイフを首スレスレに突き立てた。

「ねぇ昼休み、どういうこと?」

「みっ見ていたのか…!」

「たまたま…

私は貴方あなたのこと好き、大好きだよ。愛してる。

ねぇ私は貴方あなたに身も心も全部捧げてもいいよ。

だから私は貴方あなたのもの

だから貴方あなたは私のもの

でしょ?」

「!」

「はい」


彼の右手にカッターナイフを握らせる。そして…私の腕に誘導し…

切った…


「うっ…」

「!」

「ねっこれで…私は貴方あなたのモノ…私を傷つけたから貴方あなたのモノ」

「お前…」

「もっと傷をつけていいよ。ううん。付けてください」

「分かった。それと…キスをしていたのはお前を守るためだ…「してくれたらあの()には手をださない」ってだから…俺はアイツのことなんとも思っていない俺はお前を愛してる。」

「私も…」


『俺は…私は…貴方を愛してる』


私達は溺れていった。

好き、大好き、愛してる。

その後私達は傷をつけあって、

抱きしめあって、キスをして、触れ合って…


もうそれから先は覚えてない…

でも幸せ、今までに感じたことのない幸せがあったのは覚えている。

覚えていないくらい幸せだった。


私の体中についた傷が私が彼に愛されてる証拠

彼の体中についた傷が私が彼を愛してる証拠


もうこれ以上何もいらない。


嗚呼(あぁ)私は最高に幸せです。

ずっとこうして体を傷つけられて愛されたい。

ずっとこうして体を傷つけて貴方(あなた)を愛したい。


それが私の願い。



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