第二十一話;すべての始まり
私は長い長い夢を見た
いや、夢ではない・・・・
私の消してしまいたい現実の塊
そもそも私は光の姫だった・・・
心の支えすらいない孤独で悲しい姫
両親は私が生まれてすぐにこの世を去った・・・
闇の連中に殺されたらしい
だけど両親がいないからといって悲しんだ事はない
なぜって
両親のぬくもりを知らなかったから・・・
城の皆は表向きでは私をかわいがっていたけど裏は違う
こそこそ隠れて私の悪口を言ってたのを私は知ってるもの
『化け物』
この言葉が幼い私をいつもどん底につき落とした
だけど・・・私を実の娘のように慕ってくれた家政婦さんがいた
その人の名はリニア・フレンテさん
私が一番初めに出会った心温かい人
あの人の微笑みは15になった今でも思い出せる
本当に優しい人だった
でも私のせいでその人は死んだ
その人の死こそ私の初めて見た人の死だった
だからこそ、その人の死が私を変えてしまった
いい意味でも、悪い意味でも・・・・