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遺手紙  作者: きりもんじ
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スキー

○あなたはもう忘れたかもしれないが


スキーはほんとに大変でした。私はインストラクターを頼んで初級から。

熊男とかカメラマンとかユースで知り合った人達とツアーに行きました。


雪だまりに埋まったり、雪煙の中誰かがこんにちわーと言って通り過ぎたり。

途中であなたがリタイアして、まことに申し訳ありません。


あの時何故一緒に付いて下りなかったんだろうなと悔やまれます。

イタリア人だったら必ずこう言うでしょう。

「お前は男じゃない、バカタレ!」

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