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遺手紙  作者: きりもんじ
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シベリアの空

○あなたはもう忘れたかもしれないが


ハバロフスクの大食堂。私は青いタオルを首に掛けて食事をしました。

ウェイトレスのおばさんが付け髪をしていて、色が違っているのに

おどけたりして。ハラショー、スパシーバ。


何か独特な味のする固いパンでしたね。

必死で噛み砕きました。

透き通るような青い空でしたね。


○あなたはもう忘れたかもしれないが


イリュージンのジェット機はなんと36時間も乗ってました。

「今日誕生日の人いますか?一番長い一日になりますよ」

そのとおり。沈む太陽を追っかけていつまでたっても夕日のままでしたね。


○あなたはもう忘れたかもしれないが


間もなくモスクワですとアナウンスがありイリュージンは高度を下げ

てきました。緑の森が延々と続き、ところどころ途切れていて人家も

なくだだっ広いだけでなかなかモスクワには着きませんでしたね。


○あなたはもう忘れたかもしれないが


ウクライナホテルの各階にはエレベータ脇に大きなデスクがあって軍服

みたいな服を着たおばさんがでんと座っていてちょっと怖い感じでしたね。

トイレもバスもでっかくてトイレットペーパーの質が悪くて・・・。

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