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遺手紙  作者: きりもんじ
13/33

再会

○あなたはもう忘れたかもしれないが


操さんの下宿のおじいさん憶えてますか?

操さんを養女にしたいとかいった感じでしたね。


日本人コミュニティーにどっぷり。

私はあなたの影に隠れて、ひっそりむっつり。


長い髪にあごひげ口ひげかかとの高い木靴を履いて

白いパンタロンに袖の長いカーデガン。

まるでキリストみたいでしたね。


○あなたはもう忘れたかもしれないが


春になって私だけ先にデュッセルへ旅立ちました。

ここから何か突破口を開くつもりでした。


東京からもと彼があなたを追ってストックに来ましたね。

私が針金細工を知った直後に、

あなたはデュッセルへとやってきました。


一大決心でしたね。デュッセルドルフの中央駅での再会。

映画のシーンのようにはいきませんでしたが、

一生忘れることのできない名シーンです。

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