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遺手紙  作者: きりもんじ
10/33

白夜

○あなたはもう忘れたかもしれないが


10円玉の裏をスタンプにして学生証を作りましたね。

職安で必要だったからです。オゾネは疑われてだめでした。


この年トルコ系が解禁になってまったく仕事は見つかりませんでした。

ストックの町をさ迷い歩きましたね。憶えてますか?


駅前のブルーハウス。ガムラスタンのディスコ、ブラックシープ。

長い長い夜のエスカレーター。お金を使い果たし途方にくれました。

ほんとにすみませんでした。


○あなたはもう忘れたかもしれないが


憶えてますか?ストックで借りた部屋で朝まで話してて。

幽霊が座ってた?白く光ってた?白夜のころでしたね。

北欧ではどの部屋の窓にもブラインドと分厚いカーテン。

真夜中でも夜明けの明るさでしたね。

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