表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

友達と同じ人を好きになったけど? 私が先に諦めるべきなのかな?

作者: 七瀬







“友達と同じ人を好きになったけど? 私が先に諦めるべきなのかな?”



私より先に、私と同じ男性ひとを好きになった友達に、彼を譲る

べきなのか?

でも? 彼女は私の親友だし、諦めるべきなんだろうなと想っているわ!



・・・だけど? 私の想いとは関係なく! 彼に会うと?

どうしても“本当の私は諦めきれないと想ってしまうの!”

やっぱり私は彼が好き! 彼以外の男性ひとなんか好きになれない!

“私は好きな男性と親友との狭間で心が揺れ動いている。”

このままだと? 私の心が壊れてしまいそう。

そうなる前に、私は二人の前から消える事を選んだの!

そうする事で、別の場所で一から始めればもうこんなに苦しまなくて済むと

思ったからだ!

【さようなら、私の好きな男性ひと、大事な親友!】






 *






・・・私は二人の知らない土地で、一からまた生まれ変わるつもりで

仕事もそこで見つけて住み始める!

でも? 1年後、二人が私の目の前に現れる!



『千緒ちゃん!』

『えぇ!?』

『“やっぱり、千緒ちゃんだ!”』

『・・・な、なんで? ふたりがココに、、、?』

『“なんでワタシ達の前から急に消えたの? ちゃんと詳しく話してほしいの!”』

『・・・そ、それは?』

『ずっと僕は千緒ちゃんがまた戻って来ると信じていたのに、、、!』

『・・・ご、ごめんね、』

『“なんで? なんでワタシ達の前から急に消えたの?”』

『“ふたりが凄くお似合いだと思ったからよ。”』

『それでだけで、僕たちの前から消えたの?』

『わ、私はどうしてもふたりにこれ以上会ってたら? ううん、何もない!』

『“千緒は? リュウ君の事が好きだったもんね!”』

『えぇ!?』

『“ワタシもリュウ君の事が好きだったけど? 千緒がリュウ君の事を好きだと

分かったから、諦めようと想ってて、そしたら? 急に千緒が消えてさ、”』

『ごめん、詩音!』

『別にいいよ、千緒もワタシと一緒だったんでしょ!』

『・・・ううん、』

『なんだよ、全部! 僕が悪いのかよ!』

【そうよ!】

『あはは~なんか? 少しスッキリした!』

『うん!』

『なにが? 僕には全く分からないけど、、、?』

『いいの! ワタシ達の問題だから!』

『・・・な、なんだよそれ?』

『本当にふたりともごめん! でも、もういいの!』

『“ワタシとリュウ君は付き合ってないよ!”』

『えぇ!?』

『“僕が好きなのは、千緒ちゃんだから!”』

『・・・で、でも?』

『ワタシはリュウ君にフラれたの! リュウ君は千緒が好きなんだって!』

『・・・し、詩音、』

『もう戻って来なよ、千緒!』

『僕たちと一緒に帰ろう。』

『・・・ううん。』






・・・勝手な私の思い込みだったんだってこの時分かった!

勝手にふたりが付き合ってると私は思い込んでいたし、上手くいってる

ものだと思っていた!

だから、私は二人の前から消えたのに。

そうじゃなかった!

彼は私の事がずっと好きだったと知ったし、親友の彼女も私が彼の事を

好きだと知って、彼を先に諦めてくれたいたわ。

それなのに、私はふたりが良かれと思い、離れたはずだったのに。

ふたりから連れ戻される。

今では、親友の彼女とも仲良くしているし、彼とも仲良く付き合っている。

勝手な思い込みで、私がふたりを傷つけたぶん、これからは私がふたりを

幸せにしたいと思っているの!

“私にとってふたりは大切な人達だから。”

もう自分から大切なモノを手放したりなんかしないと決めたわ!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ