資料:アルマの秘密手帳
【フォールランドストーリー】
転生前の自分がやりこみまくったゲーム……と名前が似ている別ゲーで、僕が今生きている世界の元ネタ。
基本的にゲーム内容は一ミリも知らないのだけれど、前世の自分が書いたアンケートの内容はこのゲームにも当てはまるはずなので、いくつかのことは類推出来る。
今のところ分かっている重要なこと
・ゲーム内容はRPG要素のあるギャルゲー
・主人公のアルマは学園入学直後は魔法が使えない落ちこぼれ
・魔王を倒せないと世界が滅ぶ
・魔王はアルマ以外には倒せない(?)
・魔王は原作通りのルートを辿らないと倒せない(?)
・学園キャラクター
【アルマ・レオハルト】
言わずと知れたゲーム主人公にして僕の転生先!!
レオハルト公爵家の次男で、光以外の魔法適性がEだけど、光だけは適性Sという分かりやすい主人公性能を持つ。
自分で言うのもアレだけど、いかにもファンタジー作品っぽい金髪の可愛い系イケメン。
ゲーム開始までの九年間で頑張ったので、全ての系統の魔法と、知ってる武器全部の武技が使えるのがひそかな自慢。
現在、急激なレベルアップで強くなりすぎた魔法の威力を隠すのに苦戦中!
原作では「入学当時は落ちこぼれ」らしいから、今は原作と比べるとほんの少し活躍しすぎているかも?
ここから挽回していこう!
現在LV:108
契約精霊:風の上級精霊シルフ(ティータ)
魔法適性
火:E 水:E 土:E 風:E
光:S 闇:E
【セイリア・レッドハウト】
明るく元気な少女で、ツンデレ枠のヒロイン(推定)。
帝国最強と名高い剣聖の娘で、剣が得意。
入学直後に絡まれるイベントがあったけど、その後に不良から助けたことで仲直りして、武術大会でもコーチを務めたことで、ずいぶんと打ち解けることが出来た。
……ただ、そのおかげかゲーム序盤の段階のはずなのに妙に僕への好感度が高く、さらには原作では父親の死亡イベントで手に入るっぽい強武器をすでに持っていたりする。
ここから挽回していこう!
現在LV:85
契約精霊:火の中級精霊サラマンダー
魔法適性
火:S 水:― 土:D 風:E
【ファーリ・レヴァンティン】
「眠り姫」の異名を持つ魔術師で、寡黙系のヒロイン(推定)。
火魔法の大家であるレヴァンティン公爵家の娘だが、水魔法を得意とする。
あとレスバも得意とする。
自らの魔法の能力に伸び悩みを感じて悩んでいたけれど、僕の渡した指輪によって解決、今では良好な関係を築いている。
……ただ、そのせいでゲーム序盤にしては妙になつかれてしまっているし、どうにも原作以上の勢いで魔法の実力を伸ばしている気がしなくもない。
ここから挽回していこう!
現在LV:87
契約精霊:水の超級精霊リヴァイアサン
魔法適性
火:― 水:SS 土:F 風:F
【トリシアーデ・シーカー】
情報収集能力に優れた少女で、ゲームでの立ち位置は情報通な友人キャラ(推定)。
仲間内でのあだ名はトリシャ。
何かに困ったら、とりあえず彼女に聞いておけば何かしらの解決策を教えてくれる。
頼れる仲間だけれど、事情通ゆえに常識にとらわれることも多く、ゲーム的な現象に対しては驚く場面も。
ゲームにおける「普通」が、その世界における「普通」ではないと身をもって教えてくれる色んな意味で有能な人。
最近は、何かを見せた時のトリシャの鳴き声でそれが世間的にどのくらいの位置づけなのか判断がつくようになってきた。
現在LV:58
契約精霊:火の上級精霊ブレイズ
火:B 水:― 土:D 風:C
【レミナ・フォールランド】
トリシャの友達で孤児院出身の平民。
「サブキャラの友達」という親戚の親戚みたいなポジションで、まさにモブの中のモブ。
当然ゲーム内図鑑にも記載がない。
……ただ、その評価はあくまで原作ゲームでの立ち位置の話。
実際にはかなり有能で、四属性全てに高い適性を持ち、低レベルの状態で風の上級精霊と契約した実績を持つ才女。
こちらが無茶ぶりをしても平然と受け止める強いハートを備え、トリシャが驚きすぎて倒れた時は事前にクッションを用意する気遣いを見せるなど、人格・精神面でも非常に優秀。
ゲーム式レベリングで一気にレベル上げをしたり、〈常闇の森〉の深層に二人で飛ばされたり色々あったが、彼女は名もなき一般人であるため、原作への影響を考える必要もない。
モブって最高だね!
現在LV:61
契約精霊:風の上級精霊エアリアル
魔法適性
火:A 水:A 土:A 風:A
【フィルレシア皇女】
〈帝国の至宝〉と呼ばれる皇女様で、推定ヒロイン。
ただし悪役令嬢ポジの可能性も?
超希少な属性である光の魔法の使い手で、その力から「聖女」と認定されている。
敵対するような空気もあったけれど、遠征の際に〈ホワイトドラゴンリング〉を渡したことで和解。
ただ、彼女のイベントはまだまだ残っていそう。
その実力は隔絶していて、みんなが第三階位とか第四階位とかの魔法を使ってキャッキャしている初訓練の時、第十一階位の魔法をぶっぱなして、「あのくらいの魔法なら使っていいんだ」と僕に勘違いさせた犯人でもある。
本人の申告によれば、レベル250の精霊と契約しているらしい?
現在LV:99
契約精霊:光の大精霊リフィキール
【レイヴァン・レオハルト】
学園屈指の魔法使いで、自慢の兄さん(CV石影 明)。
もしこの世界が乙女ゲーだったら絶対攻略対象になるだろってレベルのイケメンで、風紀委員長。
子供の頃は強すぎる魔力が制御出来なくて大変だったらしいけれど、今はそれを克服して超一流の魔法使いになった。
公爵家の長男であり、家柄、容姿、実力、性格、声、全てにおいて隙のない完璧超人。
欠点がないのが欠点みたいな人だけれど、CVがCVだけに裏切らないかだけが心配。
兄さん、信じてるからね!?
現在LV:125
契約精霊:火の超級精霊フェニックス
【ネリス教官】
僕らの担当教官を務める女性で、一言で言ってダメ人間。
指導をサボるため、僕に魔法の手本をさせるのが趣味のサディストの変態。
実力はあるらしいがやることなすこと適当で、気まぐれで行動を決める気分屋でもある。
こういう大人にだけはなりたくないと思う典型。
現在LV:132
契約精霊:???
【マイン・スイーツ】
入学試験に行く途中に出会った、太っちょの新入生。
僕の名前を聞いた途端に逃げてしまっていて心配したけれど、しれっとB組に入学していた。
今度会ってみたい相手の一人。
・学園外のキャラクター
【ルリリア・イングリット】
年下の幼なじみで、ゲームのヒロイン(推定)。
声が釘野さんなので、おそらくはメイン級キャラ。
父の友人であるイングリット伯爵の娘で、子供の頃には僕と婚約の話もあったらしいので、恋愛イベントはありそう?
お菓子作りが得意で、彼女の作る〈ルナ焼き〉は僕の生きがいにして生命線!
【レイモンド・レオハルト】
レオハルト公爵家当主にして、今世の僕の父親。
温和だけれど、貴族としてやる時はやる。
単純な戦闘力とはまた違った強さを持った、尊敬出来る大人。
実は昔、剣聖と同じパーティで戦っていて、〈英雄〉と呼ばれていたらしい?
【グレン・レッドハウト】
当代の剣聖であり、セイリアの父親。
一応貴族だが本人の興味は戦うことだけで、それ以外は割とダメダメ。
ただ、その実力は確かで、レベルによる能力だけでなく、剣術や戦闘センスにも優れる。
原作では、イベントによって死亡する?
・現状のまとめ
原作キャラクターとの仲も良好で、特にヒロインたちとの関係は上々。
ほんの少し原作とズレていそうな部分もあるけれど、十分修復が可能な範囲だと思われる。
これからもこの調子で原作を守護っていこう!
To Be Continued!





