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小品

ハモニカ吹いてハモニカ

作者: 星野☆明美

未踏惑星に不時着して、乗員がへこんでるときに僕はハモニカを取り出して故郷の音楽を奏でた。

「疲れたー。ジョー。ハモニカ吹いてハモニカ!」

それが恒例になっていったが、ある時、土着生物がそれを見ていたらしく、興味津々で近づいてきた。

土着生物といっても、危険度は感じられない穏やかな生物で、外見は立ち上がったカバだった。

僕は数曲短いものを披露した。

わあああ!

土着生物の群れが僕を取り囲んだ。

あまりの剣幕に恐れおののいていると、土着生物たちが「ハモニカ吹いてハモニカ」と囃し立てた。

「えーと、僕らの言語がわかるのかな?」

しかし彼らは「ハモニカ吹いてハモニカ」としか言わなかった。

僕は土着生物の群れに囲まれてハモニカを吹いた。

風が心地よかった。雑草がそよいだ。

「今日は終わり。また今度」

そう言って立ち上がると、土着生物たちは口々に「また今度」と言った。

僕は苦笑して、仲間の元へ帰った。

仲間たちは土着生物を「ムーミン」、僕を「スナフキン」と言って笑っていた。心外だった。 

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