表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
上田さんは喋らない!  作者: エノハツ
9/14

素敵な彼女は、約束の為に

「江藤…。俺と付き合って欲しんだ。」


去年の夏。

私は、高校生になって初めて彼氏ができた。

彼は、クラスの人気者で女子からの評判良かったから

「理想の彼氏」だとよく羨ましがられた。

でも、そんなのは外見だけの勘違いだった…。

付き合って数ヶ月がたって、彼氏彼女の関係にも慣れてきた頃。

テスト勉強のため、彼が私の家へ来た、そのひは珍しく両親が出かけていていたので家には二人きりだった。

「じゃあ、勉強しよっか。」

彼を自分の部屋まで連れていき、彼が荷物を置きベッドに寄りかかって一息ついたあと、左隣に私が座り切り出した。

「そうだな。あ、その前にスマホ充電させてくれないか?」

「ああ、充電ならこっちに」

そういって、私の左側を指すと彼がベットと机に手を置き私に覆いかぶさる様な状態になりながらスマホを充電した。


「「……」」


その状況に気づいた私と彼は、意識し始めて固まってしまっていた。

その状況がしばらく続いて、彼が顔を近づけてキスを迫ってきた……その時私は、咄嗟に手が出てしまい、彼のキスを拒んでしまった。


「え……。」

「ご…ごめん。」

「ごめんって…。なんだよそれ。」

そう言い残して彼は私の家を後にした。

その時の彼がどう思ったのか私には、分からず…気になって知りたいと強く思った。


そして次の日、家を出て学校へ行く途中ずっと雑音が聞こえていたのだが気にすることなく、いつもどうり教室へと向かった。


すると、クラスのみんなの私を見る目が変わっていた。

「おはよ!」

「あっ……お、おはよ。」

挨拶も、いつもとは違いおかしい。

私は、なぜこんなにいつもと違うのかが分からず不安になっていき、今みんながどんな気持ちなのか分からず知りたいと思うほど、今朝からずっと聞こえている雑音が強く、鮮明になっていった。


それからというもの、みんなが私を見る目がだんだん行動へと変わっていくと同時に、聞こえてくる雑音が、どんどん鮮明に聞こえるようになっていって。

雑音が心の声へと変わった頃にはもう、私が耐えられないくらいに、私に対するクラスメイトの態度が酷くなっていくき、それと同時に、私に対する嫌悪などの心の声も聞こえて、私はボロボロになっていた。


それから私は、不登校になった。


気づけば入学から1年が過ぎていて…。

当然、不登校の私は学年が上がることはなく、留年という結果に。

だからといって、私への悪態は消えることはなく、私の勝手な噂は、後輩に広まっていたのは入学式で聞いた心の声で分かった。

だから、私はまた学校に行くのを諦めた。




でも、あの子との約束のために今日は学校に行く事にした。

約束のために耐えてみようと思えた……。

だって、あの子は私の事を知っていてもなお、私に対して普通に接してくれたから…。


それでも……泣いちゃたな。

なんだか人が集まってきて、周りの人からも見えないみたいだし。


(もう嫌だ。だから…だから来たくなかったの。

誰か………助けてよ。)


「いた…。」


また、泣きだしそうだった。

君が、私がどこにいても見つけてくれそうな気がして…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ