過去の決心崩壊
決心は約一年前のGWのことだった。
卓球部に入部した 俺と美島は厳しい練習の日々で正直二人は部活をサボり始めていた。
「ちょ...明日春くん二つに分ける用のアイスキャンディをそのまま食べるってどういうこと!?ひどいと思わないんでっっすか!?」
「はぁ〜!?お前さっき俺の財布で16個入りの雪〇大福を丸ごと食べたやつが言う言葉かそれ!」
部活をサボって帰りの公園でくつろぐ俺達の口論は少しずつ暑くなる天気と張り合う強さだった。
「だから彼女ができないんでっっすよ!!もっと心広くなりましょぉう!?」
「彼女が心広くなればできんのかぁおい?こんな俺が出来るわけないだろうが!」
「だったら...わたひが...彼女にゴニョゴニョ...」
「ん?なんか言ったか?」
なんなんだよこいつ...昔からいきなりゴニョゴニョするからわけがわからん。
「だ、だったら部活サボって彼女作りすればいいじゃないか!って言ったんですよ!」
「...確かにそれあるな。」
意外と名案かもしれない。いや、サボるくらいだったらやめちまえよとか言っちゃダメだからね!
「だったら...作ってやろうじゃねぇか...彼女!」
そして、拳を天に掲げてから一年後が今に至る。
「明日春くんが部活へ復帰するならば私もしなければなりませんね!!さぁていっちょ宣戦布告といきましょうか!」
テンションMAXになった美島はそう言い放った。
「誰にか宣戦布告かはすごく気になるが、いっちょ青春するか!」
美島家での二人の叫び声が坂下まで聞こえたとか聞こえないとか。
...なんか誰かに報告するの忘れてね?
テスト期間なんですよ...。だから応援してくれたら1応援で涙1リットルだします!