比野君の変わった日常
四月下旬のとある日。
引きこもっていた家を出て、春に挨拶。
風薫る朝を噛みしめるように味わいながら、ちょうど学校に着く頃だった。
道行く学生達は皆活気づいていた。
脳内に流れ込んでくる会話の殆どは、「久しぶり」」だの「元気だった?」だのと言うものばかりであった。
校門の前には入学式と書かれた看板が立っている。
その横の塀には、私立平ヶ丘高等学校と彫られていた。
まあ、そんな話をするくらいなのだから、ここは俺の通っている学校であるというのがなんとなくわかっていただけるだろう。
そして、紛れもなく、今日はその新学期が始まる日である。
校舎までの道のりは、桜並木が散らす桃色の花弁で彩られている。
その奥、校舎の入り口前には騒がしい学生の塊が蔓延っていた。
それもその筈、校舎の前では進級、入学した生徒達のクラス名簿が張り出されている。
連中はその名簿を見るなり、友達と同じクラスになれた事に歓喜したり、そうは行かなかった事に落胆する。
何ともワンパターンなシチュエーションである。
こんな風に男女分け隔てなく、自分の一喜一憂話を持ち掛けている彼らの姿は退屈でつまらないものだ。
何故彼らは、イベントがある時のみ一致団結したり、より一層仲良くなるのだろうか。
日常が帰ってくると何事も無かったかのように会話はパタリと絶えてしまうのに、不思議なものだ。
酷い場合その間にリア充誕生、なんてザラにある。
今こういう時にもどうせどっかで誕生してるに決まってる。
その間を掻き割って歩かなきゃいけない俺の気持ちになってみろ。
「久しぶり…だ…ね」
「う、うん…あはは」
学生に限らず、俺の住んでいる地域では、殆どの人が俺を見ると絶句するらしい。
しかし、それがいかに失礼な行為であるかというのは正直自分には判らない。
「目ぇ合わせるなって…」
「やめろ、聞こえてるかもしれないだろ…」
大丈夫バッチリ聞こえてるよ。
だって君ら皆俺に聞こえるようにそういうこと言うもんね。
でも、俺はこの程度じゃへこたれないよ。
「来たよ、アイツだよ。この町一番のヤバい奴」
「うわっ…ヤッバぁ…」
そんな野次を気に留めることなく、俺がクラス名簿を見に来た時、周りの連中は蜘蛛の子を散らすようにはけて行った。
___俺のクラス…俺のクラス…。
まるで迫害されてるようなこの異質な生活も早3年。
だから今更気に病む必要はない。
___これか…。
2年3組 比野青娥
…そうさ、生まれつき顔が厳つくて、怖がられていたって気に病む必要はない。
名字を入れ替えるとどこぞのロボットと一緒に生活しているヘタレ小学生と同じ名字になるからって気に病む必要はない。
名簿に書いてあった名前の娥の字にバツを付けられ、蛾の字に書き換えられていようと気に病む必要はない…と思う。
いや、ほら昔そういうイジメにあってたから結構傷ついてるとか内緒な。
蛾じゃねえし!娥だし!害虫じゃねえし!
______
「はーい、じゃあ今日はこれまで!皆さん、入学式始業式共にお疲れ様でした!さようなら!」
教卓に立つ新任の担任、志波美奈穂先生の挨拶が終わる前に、俺は自然と廊下に出てしまったので、今日はこれまでくらいしか上手く聞き取れなかった。
その集団でさようならを言う風習いい加減終わらないかな…。
嫌いすぎてかれこれ3年はさようならを教室で言ったことはない気がする。
二階の教室から一階の校舎入り口まで僅か20秒。
驚異的なスピードで俺はこの学校の校舎を後にする。
当然の如く、再び桜並木の美しい景色が目に入る。
そこには既に新入生に部活動勧誘のビラ配りを始めている生徒が居た。
帰宅部の俺には、どうもその光景が何らかの布教活動にしか見えない。
でも気に病む必要はない…事はないと思う。
むしろ気にしなくてはいけない気がする。
これは最早一種の病気に近い。
再び俺は、校門までの道のりを、人混みを掻き割って進む。
正確には掻き割っているのではなく退いてもらっているだけである。
そう、ちょっと退いてもらって…_____
「ひぃっ!」
「うわっ…チッ…」
ンな声あげんでも…。
っつか、道のど真ん中でビラ配りしてる方が悪いまであるだろ。
それにしても、彼等からしたら目の前に般若でもいる様なものなのだろうか。
酷く驚き慄く者が多いが、そこまで怖いかね?俺。
「あら、今日も恐ろしい般若顔。またお見舞いに行かれるおつもりでして?」
不意にかかった声に、俺は校門を出て右折しようとした足を止めた。
振り返ってみると、花吹雪が風流な光景に交じって茶髪のカールが特徴的な、いかにも異彩を放つ少女が、お嬢様と慕われているかの様に、モブ臭が半端ない生徒数人とドンと構えている。
確かに、俺は自宅とは正反対の方向の病院へと向かおうとしていた。
だから、俺は彼女の質問に答える。
「…貴女に教える義理は無いですね、姫城さん」
「全然回答になってませんわ。威勢だけはいいのね、比野青娥」
確かに回答にはなってないな。
俺は、この人を知っている。
少女の名は姫城明日香。
平ヶ丘高校生徒会長にして、校内成績最優秀者、容姿端麗という言葉では足りず、才色兼備兼ね備えた完全無欠の高校二年生、言うなればそう、才女である。
そして、俺が最も苦手とする人物だ。
彼女を知らない人物は恐らくこの地域には存在しない。
彼女の家系、姫城一族は世界にその名を轟かせるほど有名で、父親は大手企業の社長で世界を飛び回っていると聞く。
その権力は凄まじいもので、一族に逆らって助かった者はいないとか。
まあ、俺には関係ないんですけど。
要はカリスマ性溢れた一族の末裔、そんだけである。
彼女を取り巻く男性陣なんか、殆ど彼女の言いなりである。
奴隷でも見てるようで嘆かわしい。
しっかりしろよ男性陣…。
「用がないなら声かけないでもらえますか、俺、寄るとこあって急いでるんで」
「心外ね、私が用も無く貴方を引き留めたとでもお思いになって?彼女の見舞いなんて行っても無駄だと毎日助言してあげに来ているだけ、別に用が無いわけではなくってよ?」
姫城は俺を睨み付けてそう言った。
俺の行く手を阻む様なその眼は明らかに憎しみに満ち溢れていた。
つか、誰も見舞いに行くなんて言ってねえし。
俺は、それに対抗すべく、濁った瞳を彼女に向ける。
その眼は姫城の物とは全く別物であり、憎しみも怒りも無い、空虚な目だった。
「ほっといてください。俺みたいなゴミに構っている暇があるんだったら新入生に生徒会の布教活動でもしてきたらどうですか」
「ええ、言われなくてもそうするわ。嫌われ者さん」
あのちょっと、さっきと呼び方違いますけど?
「…では失礼します」
そう吐き捨てて俺は目的地の病院まで歩み始めた。
それでも彼女の口は閉じなかった。
「そんな事しても…誰も貴方を許しませんことよ、この人殺し…」
俺は再び校門から数歩歩いた所で立ち止まった立ち止まった。
だが、立ち止まったところで俺に返す言葉は無かった。
過去に耽るようにぼうっとしていると、小耳に挟むべくして姫城とモブ達の会話が聞こえてきた。
「会長。そろそろ」
「ええ、分かってるわ。余計な時間を取らせてしまったわね」
「いえ、会長の大切なご友人を危険な目に遭わせたゴミの様な奴です。会長の気持ちは痛いほど解ります」
「そうですよ!あんなゴミみたいな奴とっとと退学にしてしまえばいいんですよ!」
ねぇさっきから聞いてれば人の事をゴミゴミって、俺そんなにリサイクル出来そうですか?
そんなに生臭そうですか?
つかモブ共、その会話の仕方、何処の冒険RPG並みのテキスト画面だよ。
「心配してくれてありがとう。でも、貴方方が気にかける程の事ではありませんわ。さ、気を取り直して、生徒会勧誘活動を再開しましょう」
ゴミと言われる事より、姫城の大切な人を危険な目に遭わせたという台詞の方が聞いてて息苦しかった。
___「ざけんな神様…」
俺はそう吐き捨てた。
それは単なる悪口だった。
誰に向けるでもない、ただの悪口。
自分の不遇な運命を恨み、妬む言葉だった。
「あんたさぁ、いい加減にしなよ…」
…少女が三人で、一人の少女を囲んでいる。
ほらね、不遇でしょ。
なんだよこれ気分悪い。
カツアゲかイジメだろうか。
こんなことやってる奴今時いるんだな。
しかもあろうことかうちの生徒だ。
「舞崎さあ、ホントウザいからああいうのやめてくれない?」
「…」
「何とか言ったらどうなの?そんなんだから友達出来ないんだって私がアドバイスしてあげてるじゃん」
だから何処のギャルゲ並みの会話だよ。
事情は分からないが、なんにせよそんな状況に巡り合うポジションは俺だけで十分だ。
いつか顔つきが悪い所為でヤンキーに絡まれた経験がある…何とも理不尽なシチュエーションだったよ。
俺は、胸糞悪いもん見せるんじゃねえと言わんばかりに少女たちの間に割って入った。
「ちょっと、なんな…の…?」
「ヒィッ!サキちゃんこの人!」
どうやら絶句はしなかった模様。
しかし、俺が視界に入った瞬間に三人の少女はサッと後退していた。
「な、なんなんですか?私たちに何の用ですか?」
うわぁ、なんちゅう動揺振りだ…。
彼女たちは足さえも震えていた。
なんと言うか、少女を甚振る趣味は無いんだけど…顔一つで人がこんなにも怯える事例があって良いのだろうか。
これ以上引き留めても無駄であろうし、ここはゆっくりと一言添えて…。
「消えろ」
「ヒィィ…すいませんでした!」
リーダー格であろう少女はそう言うと、恐怖に屈した仔犬の様に逃げ去って行った。
残った二人もペコリとお辞儀した後、待ってくださーいと言って仔犬を追いかけた。
囲まれていた少女はその場にへたり込み、こちらを見上げた。
臆しているのか、何も喋ろうとはしない。
ただ、逃げようともしない。
だが正直そんなことはどうでもいい。
正賀は少女を気に留める事無くその場を去った。
でも、それじゃ可哀想とでも思ったのか_____
「友達とは仲良く、な」
キモッ。
あ、自分で言ってしまった。
つか、友達居ない俺が言えた台詞じゃないな。
きっと外面の俺は”フッ、決まった”と言わんばかりに背を向けている少女に手を挙げて別れを告げていると思う。
そして、やっと俺は病院へ向かう事が出来たのだった。
それより姫城の奴、俺の呼び方辞書とかあるほど沢山ある訳じゃ無いんだから統一してくれないかな…。
___
私立平ヶ丘高校。
地元ではそこそこの名門校である。
地元の中学生は、電車やバスを使うのが面倒だ、と、この学校を志望するものが多い。
そして、その学校から徒歩五分。
平ヶ丘私立病院。
そこに、平ヶ丘高校に入学できていない高校二年生がいる。
と言っても、入学式に参加していなかっただけであって、一応生徒ではあるのだが、その存在はあまり知られておらず、事実上、生徒ではあるものの、それに見合った扱いはほぼ受けていない。
唯一、出席日数の面のみ、過不足を免除してもらっている。
高校と義務教育の差ってエグいね。
でも出席日数不足の免除は案外手厚すぎる保護かもしれんな…。
「すいません、澪優梨乃さんの面会なんですが、今大丈夫ですか?」
「は、はい、少々お待ちください」
俺の不良振りは病院の看護婦さんすら怖気づくほどらしい。
まあ、俺の話はどうでもいい。
「お、お待たせしました、いいそうです。702号室になります」
「どうも」
三年前、俺がまだ中学二年生だった時の話。
俺と優梨乃はトラックに轢かれるという大事故に遭った。
お互いかなりの重傷であったにも関わらず、医師の必死の治療によって奇跡的に一命を取り留めた。
だが、優梨乃の症状は俺のより酷く悪かった。
事故後数日間、目を覚ますことは無く、目が覚めても、その直後は体の殆どが機能しなくなっていた。
手足を動かすことすらままならなかったと言えばその悲惨さは伝わるだろうか。
3年経った今でも、事故当時よりはるかに良くなったものの、人の助けがなくては歩く事は出来ない。
今思えば、そんな状態でも尚、平ヶ丘高校の入試に受かったのだから、彼女こそ、本物の才女なのかもしれない。
彼女が平ヶ丘高校の入試会場に来たのを見た時、度肝を抜かれたものだ。
必死に手を動かして試験問題に向かった彼女の姿が、今でも目に焼き付いている。
あ、カンニングじゃないよ?
本当だよ?
体はぐったりしていて、まともに受験など受けられる状態ではなかった彼女は、それでも力を振り絞り、シャーペンを動かした。
君と一緒に、居たいから、と言って。
そんな訳で、体が動く俺は、彼女のお見舞いに行く事を日課にしている。
今も、その日課を果たすため、702号室と書かれた病室の前に立っている。
だが今日は、変なことを思い出した所為か、いつもなら分けないお見舞いも、無駄に緊張が走って一歩踏み出せない。
学校の式典のリハーサル中、徘徊してる先生に、寝てる奴は体育館から出てけと言われた時くらい、緊張している。
あ、俺はしないよ。
あくまで一例だからな。
俺の場合寧ろガッツリ寝かせてもらっている。
更に言えばきっと自分は少し人と違った価値観が備わっているように自分で思える時が何度かある。
だから緊張感の説明が少しストイックかもしれないが、だからと言って病室に入るくらい、どうということは無い筈だ。
俺は巨大な深呼吸をした後、病室の扉をノックし、入るぞと一言言って入室した。
「あぁ、青娥。おはよう」
緊張から一転、引き戸を開けてすぐ目に入った清楚な患者服姿で俺は緊張を取り戻す。
今日も優梨乃はいつも通りだ。
「いやもう昼だけど」
「あれ、そうなんだ。結構寝ちゃってたのかな」
「また夜中まで勉強してたのか?」
「うん、まあね…ふわぁぁぁ…」
彼女のふわっとしたトーンの声が病室に木霊する。
それに針を刺す様に俺の声が少し強張る。
「体調崩すからほどほどにしろっていつも言ってるだろ」
優梨乃は学校に行っていない分、空いた時間を見つけては勉強を欠かさない。
受験前、彼女は見舞いに来た俺に教科書のページを捲ってもらいながら、暗記作業だけで勉強していた。
きっとそれは血の滲む努力であったろう。
俺と一緒に居たいだけでそんなに努力するのかと問った事もある。
返ってきた答えは、”当たり前だよ、君は私の親友なんだもの”である。
その答えは今の俺にとっても、昔の俺にとっても非常に不可解だった。
「カーネーションを買ってきた。花瓶の花と差し替えるぞ」
「今日って母の日だっけ?」
「お前は俺の親じゃねえだろ。単純に綺麗だと思って買っただけだ」
要は花選びのセンスが無いだけだ。
季節にしては少し早めに出ていた所為か、目に留まってしまったのだ。
「カーネーションかぁ。確か、ナデシコ科のお花だったよね」
「いや知らねぇけど…」
「これくらい、小学生が持ってる植物図鑑に載ってるよ。それくらい覚えようよ」
「テメェの常識について行かせようとすんじゃねぇよ。頭がパンクしちまうだろ」
ふぅ、どうなるかと思ったけど、案外自然に会話出来てる。
問題ない…筈だ。
無い筈だが___
「あ、青娥聞いてよ。私、結構歩けるようになったんだ。手摺が無いとちゃんと立てないけど…」
「そ、そうなのか」
優梨乃の前に立つと毎回…俺はこう思ってしまう。
___俺が、こいつをこんな姿に変えてしまったのか…?
_____
事故と言うのは案外何処でも起きているような物だと思っている。
人という生き物は毎日誰かが生まれ、毎日誰かが死ぬものだ。
生命のサイクルは留まる事を知らない。
常に新たな存在を要求し、役目を終えた存在を深い眠りにつかせる。
事故も同じ感覚であると思う。
一方的な事だけど、人は何処かで必ず事故に遭う。
事故に遭わない人はいない。
死なない人はいないという感覚で、そういった概念が俺の頭の中で定着している。
___ 此処は…。
俺もまた、事故に遭った。
目が覚めたら白いベッドの上で白い天井が見えた。
しばらくすると包帯の圧迫感や、疼く体の鈍い痛みが感じられるようになって、意識がはっきりしてくる。
その時俺の隣にいたのは、親でもなければ友達でもなかった。
見知った顔、茶髪のカールが特徴的なあの人の顔。
でも…___
___あんたが…優梨乃をあんな目に…この人殺し…!
鬼の様な形相で俺を睨み付けながら数滴の雫が彼女の頬を伝った。
俺に怒りを顕にしているその人に、俺はこう切り出した。
___貴女は、誰ですか…?
_____
どうも読者のみなさん、初めまして。
つい最近までiOSの端末で小説の本編を書いてました、Sieg004(ペンネーム:ジーク)と言う者です。
非常に恐縮ですが、割とマジでライトノベル作家目指しています。
そんな訳で、小説を書くことが結構好きです。
今回投稿し始めることになった連載小説が、皆さんの目に留まってくれることを、そして、気に
入っていただける事を、命乞いする仔犬の如く願っています(汗)。
又、始めたばかりであるにもかかわらず重ね重ね恐縮ではございますが、私、ジークは受験生の身に置かれているがために、間もなく休載する事を此処に記します。
勿論、時間が出来次第、連載を再開するので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
僭越ながら私の身の上話をさせて頂きます。
最近iOS端末がぶっ壊れました(笑)。
小説の原稿のネタが丸々メモに記録されているので、半分うろ覚えと改良を重ねつつ当小説、「日野君の変わったお友達事情(仮)」を書かせてもらっています。
実はこの作品は、一部実体験などを交えつつ著作致しています。
なので、たまに私情が入ったり入らなかったり、私個人の哲学が混じってきたり来なかったりします。
書いていると、当時のトラウマやら黒歴史やらが蘇ってきて心が痛むときがしばしありますね(笑)。
しかし、なんとなく臨場感があって自分個人としてはとても書きやすいです。
虐めや失態、羞恥、責任転嫁、弾圧、狂乱、敗北、無視、絶望、色々な記憶を元に登場人物に少しずつそれを練りこんでいるので、そういう経験をしたことがある人は何となく共感できる部分があるのではと勝手に思っています(笑)。
登場人物を自分と同一化出来るように設定したつもりなので、共感、もとい、同一化していただけるととても嬉しいです。
タイトルが意味不明なことになっているのは、語尾の通り、タイトルが実はまだ未定です(汗)。
決まり次第、そのタイトルで作品を最初から投稿する所存でおりますので、予めご了承ください。
最後に、これクッソ長い…。
(今回投稿させていただいたのは一章の一部みたいな感覚でお楽しみください)