表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひよこサッカークラブ〜愛と友情の成長物語  作者: 浜乃海人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/34

第34話 女の子だけのお話

ちぃ、かな、ももの3人は、ジャングルジムの上で低学年生の練習を見ている。

いつもは孝太と裕太の定位置だが、2人はグラウンドで北原先生や翔太と話しながら、何やら選手に指示を出している。


「ももちゃん、ショートカット似合うよ。

かわいい!私もしようかな。」

ちぃがももを見て言った。


「孝太くんと裕太くんに、代表サッカー選手のももこさんの話を聞いて、家に帰って動画を見て、即ファンになっちゃって。

お母さんに、私、絶対後悔しないからって言って切ってもらったんです。」

「そうなんだ。

お母さんカット上手だね。」

「はい!ずっとお母さんに切ってもらってます。

サッカーしやすいし、気に入ってます。」


「ほんと、あのももこさん、凄いよ、すべてが。」

「私も、同じように両足使えたらいいな、って思って練習始めてるんです。」

「それいいね!私ももっと練習しよ。」

「かなちゃん、もう両足使えるじゃない。」

「まだまだ、全然だよ。

そうかぁ、ももにも推しが出来たんだね。」

「はいっ!」



「私、明日から授業出ようと思ってます。」


「えぇ~、それ、広田先生に言わないと。

心配してたし。」


「広田先生!」


「なになに、恋ばな?」


「全くぅ、違いますよ。

ももが、明日から授業出るって。」

「えっ、大丈夫?

ゆっくり、ゆったりでいいのよ。」

「大丈夫です。

もう、男の子から何言われても、全然気にならなくなったから。」


「えぇ~、良かった、、どうして。」


「翔太くんが、、俺はそう思わない、って言ってくれたから。」


「翔太くんの一言で?」

「翔太くん、嘘とかお世辞とか言わない、絶対言えない人だから、ずっと前から。

その翔太くんが、そう思わないなら、他の男の子から何を言われても気にならないんです。

だから、もう、大丈夫です。」


「確かに、翔太くん、ぶすっとしてるけど、嘘とか絶対言わないよね。

お世辞なんて到底無理だし。」

「まあ、あいつ、天然だから、自覚ないと思うけど。」


「あっ、噂をすれば。」



翔太がのそのそ近づいてきた。

かなが言った。


「翔太、もも、明日から授業出るって。」



「そうか、早かったな。」

「うん。ありがと。」


「もも、がんばれよ。

そろそろ、練習やるぞ!」


翔太は、何事も無かったように戻って行った。



「あれ、さすがに無愛想過ぎないか。

先生、どう思います?」


「かなちゃん、それがいいのよ。

いらないこと言う男より、ずっといいわ。

ねっ、ももちゃん!」


「はい、、。」


ももちゃんは、ちょっと頬を赤らめながら、恥ずかしそうにうなずいたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ