表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひよこサッカークラブ〜愛と友情の成長物語  作者: 宮本海人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/34

第2話 北原先生

「広田先生おはようございます。

しっかし、今日も暑いですね。」

「はい、北原先生おはようございます。」

学校に来るだけで全身すでに汗だくの法子は、つとめて涼しい顔で答えた。


北原先生は五年目の先輩男性教師だ。

同じ4年生、隣のクラスの担任だ。

法子は2組、北原先生は3組だ。

元大学サッカー部で、子供達や保護者からもむちゃくちゃ信頼されている。


そして法子も北原先生を尊敬している。

教師として、人として、、、。

そう、何を隠そう法子は北原先生にほの字なのだ。

しかし、ここは神聖な学業の場。

絶対に、そのことを周りに悟られてはならない。


「北原先生、すごく焼けましたね。」

「いやあ、夏休み学生時代の仲間とサッカーしたり、子供達のプールやサッカーに付き合ってたら、こんなですよ。」

北原は、ワイシャツの腕をめくり焼けた腕を法子に見せた。


〜きゃー。北原先生の筋肉質な腕、焼け焦げた黒パンみたい、美味しそう。パクッ、なんてね。

クラッ、、、本当アスファルトに飲み込まれなくて良かった。ご馳走様です〜

という教師にあるまじき、いけない気持ちをひた隠しにし法子は冷静を装い答えた。


「真っ黒になるまで、暑い中本当ご苦労さまです。

夏のプールお手伝い出来なくてすみません。」

「いえいえ大丈夫ですよ。それに、真夏のプールなんていたら、広田先生が黒パンになっちゃいますよ。」


「ええっ、黒パンだすと!」

ひょっとして、北原先生に私の心を読まれたの?

北原先生、読心術までも習得してるの。

凄すぎる。

と勝手に関心していた。

法子は動揺すると、訳の分からない方言が出てしまうのだ。


「すみません。女性に黒パンなんて大変失礼しました。

あっそうそう、先生のクラスの元気な男の子、翔太くん。

夏にサッカー指導をしてて、ちょっと気になることがあったんですが。ご相談してもいいですか。」

「ええっ!翔太くんが何か?」


「忙しいところすみませんが、放課後少しだけお時間を頂けますか?」

「はい。」


こうして今日も、本当は黒パンになりたかった恋に恋する新米小学校教師、24歳広田法子の一日が始まったのだった。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ