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ひよこサッカークラブ〜愛と友情の成長物語  作者: 宮本海人


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第13話 運命のキックオフの日

「本田先生、今日はよろしくお願いします。」

「あっ、北原先生、よろしくお願いします。」


「わざわざ、うちの学校まで来て頂いてすみません。」

「いえいえ、隣町ですからすぐですよ。

ところで、なんか人がすごくたくさんいますけど。

今日の土曜日、他にイベントとかあるんですか?」

「いえ、ひよこサッカークラブの応援団、サポーターです。」

「ええっ、こんなに、練習試合にですか。」

「はい!最近、急にサポーターが増えまして。

本田先生、今日はいい試合にしましょう。」

「こちらこそ、ベストゲームを。」

2人は、熱い握手を交わした。


一方、全身黄色ずくめの法子は挙動不審な姿を見せている。

ラインもロゴもない完全なひよこカラーだ。

真っ白なスニーカー以外、全て鮮やかな黄色で統一されている。


「ふふふふふ、ようこそひよこのホームへ。

ついに来たわね、我が強敵、大鷹サッカークラブ。

いよいよ今日、ひよこの怖ろしさを知ることになるわ。

ぴよぴよぴよぴよぴよぴよ、、っと。」


「広田先生、ぴよぴよって、、大丈夫ですか?

なにも全身黄色にしなくても。

子供達がおびえてますよ。」


「はっ、北原先生、戦いの前にひよこ震いをしてました。

奮い過ぎてもはや汗だくです。」


「ひよこ奮いって、全くもう、風邪ひかないでくださいね。

まだ時間あるので、そんなに緊張しないで大丈夫ですよ。

まずは、1.2.3年生の子供達の練習試合15分ハーフからスタートします。

その後しばらくしてから、翔太のチームの試合です。

こちらは20分ハーフでやります。

両方とも8人制です。

広田先生、リラックス、リラックスですよ。」


「ふぅー、ふぅー、ふぅー、深呼吸っと。

ぴよぴよぴよぴよ、はいOKだす。」


北原先生は低学年の子供達を集めて、何やら難しいミーティングをしている。

ひよこのユニフォームは、白パンツと黄シャツのひよこカラーだ。

ブラジル代表に似ているが、緑や青を使わず、黄色と白だけで、よりひよこの可愛らしさを強調しているのだ。

背番号は濃いめの黄身を思わせるオレンジ。

一方大鷹は、日本代表に似ているブルーのユニフォームだ。


「のりちゃん!

うそ、かわいいそのジャージ、全身真っ黄色!」

「あっ、まゆちゃんとゆきちゃん!

来てくれてありがとう。

これ、かわいいでしょ。

ネットで探しまくってついに発見したの。」


「広田先生、そろそろ始めますよ。」

「あっ、まゆちゃん、ゆきちゃん、じゃ、ゆっくり見ていってね!」



「ふひっ、あれが噂の黒パンね。」

「確かに黒い、もう秋なのにまだ黒すぎるわ。

さすがミスター黒パン、、。

ジャージまで黒いのね。

のりちゃんを頼んだわよ。」



〜ピーー〜


そして、ひよこの歴史を変える運命の一日が始まったのであった。









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