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第16話 目を覚ましたのは…

「あっ!目が覚めたね」



 俺が次に目を覚ましたのは、ギルドーー蛇虎ジュタイガルアーク内の治療ベッドだった。


「レイン。ウチのこと分かる?」

「あぁ…カナだ」

「良かったよ〜、目を覚ましてくれて。3日も目を覚まさなかったんだよ?」


「カナたちが俺たちを助けてくれたのか?」


「うん。なかなかクエストから帰ってこないレインたちが心配で洞窟に行ったんだ。そしたらみんな倒れてて…ハルの《交換》で生み出したポーションで急いで応急処置をして、アルターの《格納》でここまで運んで来たんだ」


「そうか…みんなはどうしてる?」


「サンドルは先に起きたよ。さすがね…あなたたちの防衛大臣。…けど、体はボロボロで…今はアルターがサルドルを見てる。フィリアとエルセーヌの2人はまだ目を覚ましてないね」


「そうか…助けてくれてありがとうな。それにサンドルにも感謝しないと…ヤツの攻撃から咄嗟ながらに俺たち3人を守ってくれたから」


「そっか…。ケルベロス、そんなに強かったの?」

「いや…ケルベロスじゃない。あれは俺と同じ勇者だ」


「えっ!勇者⁉︎そんなわけ…あるわけないじゃない…。だって…勇者は味方のはずじゃ…」

「あぁ…。俺もそこは謎だ。でも、ヤツは確かに唱えたんだ。《剣聖》の天賜…と」


「アルターたちを集めてくれ」

「えっ…何するの?」


「そんなのもちろん…ヤツを倒しに行くんだよ!」

お読みいただき、誠にありがとうございます。

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