新・私のエッセイ~ 第235ー1弾:某有名ボクシング洋画より、魂の会話紹介(1)
エイドリアン:「(ポーリーに)・・・追い返して。」
デューク(= ボクシング・プロモーター):「じはははは。見ろよ、シケたサンタが突っ立ってるぜ。」
ポーリー:「・・・なにか用かい?」
デューク:「ムスッとした顔すんな。用があるから来たんだ。」
ポーリー:「・・・よぉ、ロッキー。おまえにお客様だぜ。トミーが新しい友達を連れてきた。『幸運を招く良き友』だ。」
エイドリアン:「あぁ、もう・・・ポーリーったら・・・。」
デューク:「いいツリーだ、こりゃあ。」
ロッキー:「トミー・・・待ってたんだぞ。」
デューク:「メリークリスマス、ロッキー。」
ロッキー:「・・・しばらくだな。」
デューク:「元気かぁ? 俺はこれで引き上げる。クリスマス・プレゼントを持ってきただけだ。」
ロッキー:「もらう筋合いはない。」
デューク:「いらなけりゃ、近所に配れよ。トミーを育てた『功労賞』ってなもんだ。
この次はサシでタイトルマッチの話をしようぜ。」
ロッキー:「タイトルマッチ・・・?」
デューク:「そう。俺たち3人でチームを組むんだ。友好的にな。いざこざはナシ。
チームプレーの精神だ。3人でチカラを合わせりゃ、怖いものなし。
・・・詳しいことは、トミーに訊いてやってくれ。
俺はこれで退散する。メリークリスマス。」
カレン(= トミーの新しい女):「それじゃね、デューク。」
トミー:「(ロッキーに)すまないが、カレンとメシにいく。」
ロッキー:「いいぞ、いってこい。気にするな。
今夜はエイドリアンが『大ごちそう』を作ったが、もう冷めちまった。なんなら、サンドイッチくらいは・・・」
エイドリアン:「ロッキー、やめて。サンドイッチなんて、作る気がしないわ。
トミー、なぜあんなやつ連れてきたの・・・?」
トミー:「・・・ついてきたんだ。ロッキー、そとへ出てくれ。ふたりだけで話がしたい。」
ロッキー「ああ、いいとも。」
カレン:「(トミーに)ねぇ、遅れるわ。パーティーは10時からよ。」
エイドリアン:「ロッキー・・・」
ロッキー:「・・・まかしてくれ。」