始めての外の世界。
フリカ「あー、暇だなぁ~!!ねぇ優美奈ぁ~何かすること無い~?」
大声で暇だとわめいてる吸血鬼の少女、フリカドール・スカーレットがたまたま紅魔館に本を借りに来ていた優美奈の目の前で言う。
優美奈「うーん、そんなこと言われてもなぁ…」
フリカ「えー、ならさ優美奈、弾幕ごっこしようよー」
優美奈「いや、ごめんだけど弾幕ごっこは無理かなぁ」
フリカ「なんでよぉ!そんな忙しいの?」
優美奈「そりゃね、霊夢の手伝いしなきゃだし…幻想郷の管理も任されちゃったからさ」
フリカ「ちぇ、なんだよぉー」
???「優美奈に迷惑かけたらダメよ、フリカ」
フリカ「あ、フランお姉様!」
後ろから声がした、フランお姉様と呼ばれた少女はフリカの姉、フランドール・スカーレットである。
フリカ「むぅ、だってだってぇお姉様たちは忙しくて遊んでくれないし魔理沙だって最近遊びに来てないしみーんな遊ばなくなったから暇なんだもーん」
???「はぁ、しょうがないわねぇ」
フリカ「レミリアお姉様!」
フラン「また遊んであげるからね?だから…」
優美奈「分かった分かったよ、だったらフリカ、外の世界行ってみない?」
フリカ「パァッ!!外の世界!?行く!行ってみたい!」
レミリア「は!?ちょ、優美奈!?」
紫「は!?優美奈??」
フラン「え?優美奈?」
優美奈「なにさ三人して、紫は何故来た。てか除いてたな?お前…はぁ、まぁ能力的にあれかもとは思うだろうけどもう大丈夫だと思うよ?フリカは能力を上手く扱える、フリカの狂気であるあいつも今や幻想郷に馴染んでる、そろそろフリカを外の世界に出すべきだとね、私は思うよ」
紫「なっ、でも優美奈……」
優美奈「行っておくけどね、紫これは彼女が決めることだよ、それに私はフリカには自由になって欲しいし世界を知って色んな力を身に付けて欲しいと思ってるからもし邪魔するなら私が相手するけど?」
紫「うっ……、分かったわ、優美奈がそういうなら仕方ないわね……」
((さすが優美奈、簡単にあの紫を丸めた))
優美奈「そうそう、フリカ…貴方に言っておくことがある破壊と奪うの能力は極力使わないこと、いいね?あと貴方のもうひとつの能力である扉を作り鍵を扱う程度の能力、この能力で貴方の行きたいところを行くと良いわ」
フリカ「うん!分かった!」
優美奈「よしなら良いわ、くれぐれも人間を襲っては行けないよ?紫外の世界に繋げて」
フリカ「大丈夫!襲わないもん!!」
紫「はいはい」
すると目がたくさんあるスキマが現れフランはそこには入り外の世界へと出る。
フリカ「うわぁ、ここが外の世界?スッゴいスッゴーい、キレイな太陽が見える~!」
*フリカはパチュリーが日よけ魔法をかけた帽子を被っています。