表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/54

35-3

 私は扉を開けて中を見ます。見ると、その扉の向こうのお花畑の中にも扉が置いてあるのがすぐに分かります。お花畑には扉が二つあります。建物は何もなくて、扉だけが空間に浮き立つように二つ置いてあるのです。左の扉が開いていて、右の扉はまだ閉まっています。そして、とてもとても大勢の人々が遠くの方からやって来ています。終わりなど全く見えない、とてもとても長い行列です。こんなに大勢の人はテレビでも見たことがありません。一番乗りではないのが少し残念です。

 人々は左の扉の方へと入って行きます。こんなに大勢の人が列を乱さずにちゃあんと順番に並んでいるのも不思議です。扉の色は宮殿の絨毯などに使われていそうな、深紅の色です。人々は扉の先に何があるのかを知らずに並んでいるのではないようです。ちゃんと分かって並んでいるのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ