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21 左から右へのスポイル

あの日も男は、昨日から今日、今日から明日へと人生をスポイルしていた。


「君の美脚に悩殺されてしまった。君の太ももに触れてみていい?」

「死ね!」

「君の美乳に悩殺されてしまった。君の心臓の鼓動、聞いてみたいよ」

「殺すぞ!」

「君に僕の胸の鼓動の高なりを聞いてもらいたいよ」

「にぎりつぶすぞ!」

「君と等身大の性について語り合いたいよ」

「引っこ抜くぞ!」

「君に星のかけらをプレゼントしたいよ」

「それよりも金のネックレスがいい」

「君は僕にとって100%の人だけど、僕は君にとって何%くらい?」

「20%」

「光栄です。君と駆け落ちしたいよ」

「お前なんか、バンジージャンプのひもが切れて頭から落っこちてしまえ」

「なかなか乙ですね」

「お前なんか、焼きそばUFOの湯切りをする前に、ソースを入れてしまえ」

「かしこまりました」


薄味になってしまったので、後で普通のウスターソースを足した。環境にも悪いことをした、下らない夜だった。

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