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噛んで噛んでまた噛んで  作者: あかり
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手を噛む君が一番綺麗だ

私は小さい頃から爪の噛み癖のある子だった。

爪を噛むあの瞬間だけすべての不安が消えて、安心したからだ。

自分が噛んでボロボロになった爪を見て、「ああ。またやっちゃった。」と独り言を呟きながら、

もっと爪をボロボロにした。楽しかった。

だがそのうち噛むこともできなくなるくらい爪は短くなってしまった。今思えば当たり前である。

幼かった私はただひたすら焦った。

このままでは、いけない。

なにか他のもので代用できないか。私はボロボロになった爪を凝視した。

ちょっとした好奇心。もしかしたらここでも、、そう思い爪のすぐ横にある皮膚を噛んだのだ。

皮膚がビリっと外れたのを感じそのまま噛み食べた。

皮膚は意外と弾力があった。別に美味しくはない。なんの味もしない。

だが、私はその触感に、その弾力に、皮膚がビリっと取れて感じる少しの痛みに、

完全に虜になってしまったのだ。

それから私は爪を噛むのをやめた。だが、噛む範囲はどんどんと広がっていき

爪の少し下、指の第1関節、第2関節。どんどん皮膚はボロボロになっていく。そのうち、皮膚も固くなったのか、どんどん弾力がました。不思議と血は出ない。

最高だ。最高だ。最高だ。最高だ。

これは普通の自傷行為ではないことを自覚している。

これは私の精神安定剤。これは私だけのわたしが作り出した

最高の精神安定剤!!!


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