なんとなく昔話をかいてみた。
処女作です。
むかーしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんがすまーとほんをいじっていると、おばあさんがいきなり離婚届を差し出してきました。
「ばあさんや、これはいったいなんだい。」
「おじいさん、これはどうみても離婚届でしょう。」
「おや、どうやらわしは耳が悪くなってしまったらしい。もう一度言ってもらっていいかの。」
「だから、離婚届と言っているでしょう。」
「ほぅ、離婚届とな。ハハハ」
「ふふふ」
「ハハハハ」
「ふふふふ」
刹那、テーブルが叩き割れた。
おじいさんが距離を置く。
おばあさんが割れたテーブルの破片を投げた。
おじいさんはそれを手刀で叩き落とす。
「ばあさんや、これは一体、どうゆうつもりかの。」
「あらあらおじいさん、見ての通り、わたしはあなたと離婚したいの。」
「おばあさん、くだらない冗談はやめなされ」
おばあさんは食器棚に手を伸ばす。
「いいえ、冗談じゃないわよ。後はあなたのサインだけ、よ!」
部屋にお皿が宙を舞う。
瞬間、おじいさんが消えた。いや、目で追えなくなった。
お皿の破片が宙を舞う。
おばあさんがおじいさんの気配を感じ、勢いよく後ろに振り向いた。
しかし、それは残像だった。
おじいさんはおばあさんの背後にまわる。
(やられる!?)
おばあさんは心臓を貫かれぬよう、手を後ろを振り向き、胸の前でクロスした。
しかし、おばあさんの考えとは裏腹に、おばあさんの顎に手をそえた。
そして、おばあさんの唇に、あついキスをおとした。
「・・・な、な!?」
「おばあさん、確かにわしは、最低野郎じゃ」
おじいさんはそっと腰に手をまわした。
「だけどな、わしはおまえを手放す気はない。」
見つめあう、ふたり。
「これからもよろしくな。・・・千恵子。」
「・・・はい、あなた。」
その後、二人は6人目の子供をさずかりましたとさ。
めでたしめでたし。
かいた自分自身がゆうのもなんだけど、
・・・なにこれ?