アロハシャツとカリユシと……
「うわぁ凄いなぁ!自家用ジェットなんて、流石、実海棠グループですね」
日向は目を輝かせて興奮冷めやらぬ声ではしゃいでいる。
「そうだな」
それとは真逆に抑揚無く同意する大地。
「ネコさん、北海道楽しみだね」
大地の横には、日向と同じくはしゃいでいる少女、典花が大地の右手を握って立っていた。
「そうですね」
そう言う大地の声は優しかった。
「ハワイならアロハシャツ、沖縄ならカリユシ、北海道は……何だろう?」
ラフな格好の日向はそう言いながら大地を見る。
大地はいつものスーツ姿。
大地は日向が見ている事に気付くと、
「私はこの方が落ち着くんだよ」
と言った。
「それに、北海道には定番の服なんて無いと思うよ」
大地の声は笑っていた。
「無いのか……なら、僕が何か流行らせよう!」
日向の顔は興奮で満ちていた。
「キミにそこまでの影響力があるとは思えないのだけれど」
「えぇ!知らないんですか?某有名SNSでは、僕は知らない人はモグリって位有名なんですよ!『大地さんには及ばないけど』」
最後の言葉は大地には聞こえないように呟いた空は、大地に向かってニヤリと笑った。
「Hyuga@hinataでしょう?それなら私も知っているよ。度々炎上してる様だけど」
ククッと笑う大地。
「たまにですよ…たまに」
そう言う日向はしどろもどろだ。
「何か面白いお話し?」
典花は2人の顔を見比べながら疑問を投げかける。
「えぇ、面白い話しですよ。私にとっては」
猫の被り物の目が微かに笑った様に見えた。
「お嬢様、出発しますよ」
新発田が大声で叫んでいる。
「さて、行きますか、お嬢様」
「うん!楽しみだね!」
「はい」
大地と典花は楽しそうにジェット機に乗り込む。
1方日向は、
「流行らせたい服を大地さんに着せて、流行らせるのも良いかもな。でも……」
とぶつくさ言いながらそれに付いていく形でジェット機に乗り込んだ。
はじめましての方も、そうでない方も、読んで下さりありがとうございます。
3人とも喋ってないで早く飛行機に乗れやってね(#)’3`;;)・;’.、グハッ
次はいよいよ北海道です!
私の住む北海道!
北海道はでっかいどう!
Σ(゜∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ(笑)
さて、3人は何処を旅するのか。
私も書き手でありながらワクワクしとります(笑)
我が住み慣れた町にも寄らせよう!そうしよう!
では、次の作品でお会い?しましょう!
ここまで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m