どろぬま
掲載日:2025/12/13
ある人は望んで入り、ある人は不可抗力によってどうしようもなく入ってしまう。
一個人にその全てを把握する術は無く、底に足がついた時にはもう遅く、どのような経緯であろうと関係なく抜け出すことは許されない。
ある人は泣き、誰かに助けを求めた。
ある人は抜け出すことを諦め、息が出来ずに眠った。
それを遠くで笑っている者たちが、たくさんいた。
それを心配そうに見つめている者たちが、たくさんいた。
どちらも決して、手を差し出そうとはしなかった。
手を差し出したら、自分まで泥沼にはまってしまうと分かっていたから。
ここで見ているのが、何よりも正しいことだと、信じているから。
そうして、見えていないフリをした。
泥の中で声が聞こえた。
ずいぶんと耳障りで、それでいてか細かった。
他の何もかもを傷つけようとしていて、それでいて頼りたがっていた。
少しずつ声は小さくなって、多分、もうすぐ、消えかかっていた。
きっと出る機会はあった、出る術も知っていた。
けれどそれには、泥だらけのわたしを抱きしめてくれる、そんな誰かが必要だった。
ポエムのようなものです。
友人がいないのでここで心情を吐露しております。




