機体解説「ガタカⅡ」
こちらは機体解説となっています。詳しく知りたい方はぜひどうぞ。
帝国製ライデンシャフト・GT-55・ガタカⅡ
GT-55・ガタカⅡは、
第3次聖神機大戦・中期、帝国軍が実戦配備した主力汎用ライデンシャフトである。
ガタカⅡは王国軍・第3世代型ライデンシャフト・ブルージュ・ZWEIに先行して、
前線へ投入された。
ガタカⅡの前身”GT-31・ガタカⅠ”は、
第3世代型ライデンシャフトの先駆けとなった機体である。
ガタカⅠはウィザードシステム(魔導演算機統制機構)を量産機で初めて標準装備し、
運用に成功した。
ガタカⅠは機体内部に”リンクバイマジック”と呼ばれる機体制御機構を採用し、
それまでの第2世代機に比べ、操縦性、機動性、出力パワー、機体制御システム、
あらゆる機体コンセプトで異なる機体となった。
ガタカⅠの性能は、すべての面において第2世代型ライデンシャフトを凌駕し、
第3次大戦・開戦期における帝国軍の優勢を決定づけた。
しかし、実戦投入当初より、ガタカⅠのウィザードシステムはまだまだ不完全であり、
実戦を繰り返す中で、逐次改良がほどこされた。
元々、帝国軍はガタカⅠのウィザードシステムの改善改良に重点を置いたため、
ガタカⅠの生産性向上を棚上げした。
この結果、帝国軍の優勢も一部地域における限定的なものにとどまった。
その後、王国軍が第3世代ライデンシャフト”ブルージュ・EINS”を実戦投入すると、
王国軍は反転攻勢を開始、一時は優勢だった帝国軍も押し戻される形となり、戦況は次第に膠着した。
帝国軍はこのような状況に陥っても、まったく浮足立つことはなかった。
王国の反転攻勢も折り込み済みであったのである。
第2次大戦開戦以降、戦局を大きく左右してきたのは、より高性能な主力兵器であった。
帝国にとって、ガタカⅠの開発はあくまでも通過点に過ぎなかった。
そのため、後継機ガタカⅡの開発計画はすでに進められていた。
ガタカⅡの開発計画が推し進められる中で、以前より問題点となっていた不完全なウィザードシステムは、
開発技術者及び、魔導エンジニアの経験値の蓄積、さらなる技術革新により、魔導プログラムの効率化が
図られ、飛躍的に安定性は高まった。
さらに、ガタカⅠによって大量に収集された機体データを、
ガタカⅡへフィードバックさせることで、機体の運動性向上もはかられた。
ガタカⅠの量産化に不適格なプロダクトデザインの問題は、
フレーム、駆動システム、内部パーツ、装甲、機体構成をすべて見直し、解決をはかった。
その過程において、帝国軍は装甲材となる”エビル鋼合金”の改良に成功する。
ガタカⅡの装甲は改良された”エビル鋼合金改”により、耐久性能を格段に増した。
それらに加え、ガタカⅡは駆動システムの改良、ウィザードシステムの高速化もあり、
ガタカⅠを遥かに凌ぐ機体性能を獲得した。
こうしてガタカⅡは、高性能かつ生産性に優れる機体として完成した。
第3次聖神機大戦・中期、
ガタカⅡは帝国軍主力兵器の地位を確立させることとなった。
機体データ
ギャラス帝国国軍
主力ライデンシャフト
全長 17、3m
総重量 23、7t
総出力 12300mj(メテオジュール)
制御システム
魔導演算機統制機構(ウィザードシステム)
装甲材質
エビル鋼合金改
フレーム機構
ボーンフレーム
基本標準兵装(任務、パイロットによって装備の変更あり)
主兵装
6式魔導砲
近接戦闘兵器
超熱ファルシオン
主防護兵器
ソリッド・シールド
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