#1 「召喚、そして花嫁と」
「…」
立ち読み迷惑野郎は無言でコンビニで立ち読みしていた。
午前2時を過ぎ、まもなく午前3時になろうとしていた。
流石に店員も困っているのだろう、とある店員はこう言った
「お客様、ずっとそこに居られると他のお客様にも迷惑になりますので__」
そろそろお帰りください。店員はそう言おうとしたのだろう。しかし、眩い光で目が見えないと思った次の瞬間…!
「アガっ!」
俺…黒夜叉 佑樹は、__異世界に居た。
そしてそこには
「や…やっと成功したのです…ま、救世主様召喚の儀に!」
「クァァ...おっそいわよ、コスモス。軽く200回は挑戦してたわよね?諦めが悪いのよあんたは。」
「…お騒がしい所申し訳無いんだが…ここどこ?」
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「えーっと、要するに、俺はこの終わりかけの世界を救う勇者を率いる救世主という訳だ」
「そうなのです。この世界は正直終わりが近いのです。」
コスモスと名乗った少女はどこか怯えているようにそう答えた。
「んで、私達花嫁が私達を食べる害虫を駆除して、それを生み出している自称神をぶっ潰さないといけないの。」
バラと名乗った少女は犬歯を剥き出しにしてそういった。
「それは分かったんだけど…何で俺?」
「そんなの」「決まってるわ」
二人は息をあわせてこう言った
「「あなたこそが、世界を救う鍵、救世主だから…!」」
沈黙が続く…
まだ続く……
2分近く続く………
「い…」
「「い?」」
「意味が分かんねぇんだけどーっ!!?」
to be continued…