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”豊穣”を冠する後継の勇者  作者: ネツアッハ=ソフ
慈悲~エル~
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1,緊急議会~開幕~

「では、これより緊急議会を開催(かいさい)します。進行は私、ギイ=ステラジアが(つと)めさせて頂きます」


 ライの現大元帥であるギイの宣言(せんげん)により、緊急議会が開幕した。この場に居る首脳は計五名、クラウンとクリシュナとアルジュナとキングス大統領と飛一神の計五名だ。


 それに加え、キングス大統領が連れてきた特別枠(とくべつわく)であるシイルとアルファの計二人。飛一神の護衛である王五竜と進行であるギイを(くわ)えれば計九名だ。


 其処で、疑問に思ったのかキングス大統領が挙手(きょしゅ)した。


「……一人足りなくないか?人造惑星国家のヤスミチ=センジョーの姿が無いぞ?」


「えっと、彼等は独自に調(しら)べる事があると。(おく)れてくるそうです……」


 キングス大統領の()いに、ギイ大元帥は冷や汗混じりに答えた。どうやら川上ヤスミチ達日本組はあえて遅れてくるらしい。調べものがあると言う事は、つまり敵方(てき)の情報収集だろう。


 ちなみに、人造惑星国家とは人工的に造られた天体(てんたい)の内部に住む小規模国家だ。


 人工的に造られた天体とはいえ、その天体のサイズは惑星(わくせい)級のサイズはある。人工的に造られた惑星の内部に住み、宇宙(てん)を自由に移動する。その為、国家としては定住地を持たず宇宙空間を自由に行き来しているという訳だ。


 川上ヤスミチはその人造惑星国家のリーダーなのだ。本人曰く、あくまでリーダーであり首脳ではないらしいが。其処の線引(せんび)きはよく分かっていない。


 遅れてくる理由を知ったキングス大統領は納得(なっとく)してそのまま席に座った。


「では、続いて意見のある首脳(しゅのう)は居ませんか?」


「では、次は俺から話がある。シイル=クリフォードも関係(かんけい)があるから、どうか聞いて()しい」


「……僕?」


 その言葉に、シイルは怪訝(けげん)な表情を浮かべた。挙手したのはアルジュナだった。


 アルジュナは話し始める。つい先程入手(にゅうしゅ)した情報を……

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