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続掲示板と配信と

866:名無しの探索者

865>>シスター過激な下着着用事件って何ですか?


867:名無しの探索者

一年前の事だからな、知らない人がいても不思議じゃないか。


868:焼肉定食・特盛

話をしよう。

あれは今から一年前の事、とある男(天辻氏)の書き込みから始まった。

『実は始まりの街のシスター・エレナは過激な下着を履いている、反省はしていない』

この書き込みは多くの変態紳士を駆り立てた。


因みにシスター・エレナとは。

始まりの街アルファジオの教会にいるシスターさん。

礼儀正しく、皆に優しく、プレイヤーのファンがけっこう居てファンクラブがいくつか作られている。

金・髪・巨・乳!


869:名無しの紳士

私はあの件の当事者だったが色々凄かった。


とあるプレイヤーが彼女のスカートをめくりに行ったがそれは失敗に終わり、彼女の手により一撃でキルされた。

彼はプレイヤー最硬の男だった。


870:名無しの探索者

869>>それ、とあるプレイヤーと言った意味が無いのでは?


871:名無しの探索者

御炉ノインさんを一撃で落とすとは、そのシスター凄いな。


872:名無しの探索者

紳士同盟のギルマスを素の状態ではあるが一撃とは。

その所副ギルマスの将軍の意見が聞きたい。


873:モッツァレラ将軍

拙者も現場に居たでござるがアレについて後日天辻氏に聞いた所『あのシスターは物理特化のモンク系で相手の防御が高ければ高いほど攻撃力が上がる堅鎧破砕と防御姿勢解除の震脚、防御貫通3つの併用、闘神の寵愛の加護と色々ブーストかければいける』との事で。


874:名無しの探索者

いつ聞いてもシスターえっぐ、闘神の寵愛とか一部の廃人プレイヤーしか取得出来てない最上位の加護やん


875:名無しの探索者

所でそのシスターのスカートの下を確認出来たのか?


876:名無しの探索者

最終的には出来た、画像漁れば出てくるぞ。

あれは素晴らしい紐だった。


877:名無しの探索者

876>>サンキュ

で、どんな方法で捲ったん?


878:名無しの探索者

書き込みされてから一ヶ月、見るに見かねた天辻氏からヒント、と言うか解答がもたらされた、『教会の運営する孤児院の悪ガキを食べ物で買収しろ』と。

結果としては呆気なく捲れたわけだがその後がヤバかった、シスターのスカート捲りの場に居てスクショしたプレイヤーは漏れなく天罰により強制レベル0の呪が3日間付与されました。

俺もその一人だ。


879:名無しの紳士

878>>こんな所にも我等が同士が居たか、君も紳士同盟に入らないか?


因みに我等紳士同盟の中でその3日間は審判の日と呼んでいる、理由はギルメンの90%がレベル0になったから。


880:名無しの探索者


881:名無しの探索者

www


882:名無しの探索者

あんたらも大概やね。

天辻氏の他のやらかしはないん。


883:名無しの探索者

色々有るなぁ

触手持ちモンスターの卑猥攻撃

娼館エリアの女王様関連

女性装備の下着の異常なクオリティ

乳揺れへのこだわり等など、r18フィルター解除しないと確認出来ないのが色々。


884:名無しの探索者

エロ関連が多いね。


885:名無しの探索者

まぁ彼の座右の銘の一つが『エロスは心のニトロである』だもんな。


886:名無しの探索者

そう言えば最近人気のVに珍しく本名でやってる天辻って娘が居るけど何か関係あったりするのかね。

CEOの小ネタ配信が多いし、情報源が義兄だって言ってるけど。


887:名無しの探索者

多分兄妹で良いんじゃない?

でも彼女今の天辻氏からしたらヤバくないか?


888:名無しの探索者

男の娘大好きだったっけ


889:名無しの探索者

天辻氏超逃げて!











天辻なぎちゃんねる


「リスナーの皆さんこんなぎ〜、今日の配信はーじまーるよー」


今日も私はカメラを前にして前口上を述べる。

それに連動してモニターに映る自分に似せたアバターが喋りだす。



『こんなぎ〜』

『こんなぎ』

『始まった』

『今日はどんな内容?』


画面左のリスナーのコメントが上へ流れていく。

現在の視聴者は3000人ちょっと、平日のこの時間からしたらいい方だろう。



「今日は久し振りに雑談配信です、何か質問有りますか?」



『やたー!』

『初見です、本名って本当ですか?』

『CEOでは普段どんなプレイスタイルですか?』

『男の娘が好きって本当ですか?』



「初見さんいらっしゃい、良いのが思い付かなかったので本名ですね。

普段のプレイスタイルは兄からもらった情報の検証しながら配信に合いそうな物を探してます。

男の娘は大好きですよ、女の子の様に可愛くて付いてるとかお得でしかない!」



『うん、気持ちはわかるけどリアルで言う人初めて見た』

『男の娘良いですよね』

『お兄さんかもしれない天辻秋斗氏が面白い事になってるのは知ってますか?』

『あ~あ、言っちゃった』



「え、兄さんに何かあったの?」


天辻秋斗は私の義兄である、よくやっているCEOの小ネタ検証配信のネタは義兄提供だ。



『残念ながら、義兄さんは男の娘になりました』

『いや、なぎちーからしたらご褒美では?』

『詳細はノルンソフト、ダンジョン探索者課メンバー紹介ヘ』



あの兄が男の娘になった、だと。

葉巻が似合うイケオジを目指していたあの兄が!

私はすぐさまデスクに置いてあったスマホを鷲掴みロックを解除してノルンソフトのホームページにアクセス、社員紹介から兄を探す。

決して後で笑ってやろうとかそう言うのではなく、あのおっちゃんがどんな姿になったか確かめたいだけだ。


「え、何この娘」


義兄の紹介写真には、以前の姿からは想像出来ない美少女と言っても良いような人物が色々諦めたような目で微笑んでいる姿が写っている。


「超ド・ストライクなんだけど」



『天辻氏、貞操の危機?』

『俺も見たてきたけど可愛いな』

『おや、なぎちーのようすが』

『なぎちー戻ってきて!?』



「おっと、同人誌の内容がフラバしてた」


少しの間思考があらぬ方向に飛んでいたようだ。

とりあえず兄と直接あって話をせねばならない。


ネットから通話に切り替え、兄のスマホに電話をかける。


「・・・出ない」


1分ほどコールしているが留守電になるわけでもなく電話に出ない。


「こうなったら奥の手」


一度通話を切り、違う場所へと電話をかける。



『生電話』

『お相手は誰?』



〘もしもし〙

「もしもし、天辻ナギです平高さんの電話でしょうか?」



『平高?』

『どっかで聞いたような、見たような』

『ノルンソフトの社長?』



「ご無沙汰です、少し時間よろしいでしょうか。

実は御社のマスコットに関して相談、と言いますか提案がありまして」

〘ふむ、話を聞きましょう〙



こうしてマスコットの知らない所で話が進んでいく、そしてあの時電話に出ていればと後悔するのは少しの先の話である。

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