第22話 反省点
一夜明け気持ちのいい朝を迎えた。
「おはよう、二人とも」
寝室から並んで出てきたトゥーナとレノにわたしはそう声をかけた。
「おはよー」
「おはよう……」
二人ともどこか元気がないように見える。
「大丈夫?まだ疲れてる?」
念のためそう聞いてみると、
「うーん……疲れてるかな……」
「ちょっと体が重いかな……」
やっぱりね。
最近色々忙しかったから疲れがたまっていたんだろう。
それなら仕方がない。
「今日は休もうか」
「うん……」
「そうする……」
眠そうな目をこすりながら、二人はコクリと頷いた。
三人で朝食を囲む。
静かな時間が過ぎていった。
やっぱり疲れてるのか。
結構気にかけながら作業してたつもりなんだけど、知らないうちに無理をさせてしまっていたのかもしれない。
「ごめんね?二人とも。なんか疲れるくらいまで働かせちゃって……」
私がそう言うと、
「べ、別にお母さんは悪くないよ!」
「そうだよ!私たちが頑張り過ぎただけだから!」
ガタリと音を立てて、二人が席から立ち上がった。
「だからお母さんは気にしないで!」
「こんな疲れすぐ取れるから!」
「そうなの?」
でもダメだ。
ここは親としての役割をしっかりと果たさなければいけない。
「でも無理せずね、って前も言った。ちゃんと覚えてる?」
時には厳しくなることも必要だ。
「約束が守れないのなら二人は家づくりを手伝ってくれなくてもいい」
そう言い放つ。
「え……」
少し泣きそうになるトゥーナ。
レノは俯いている。
「体を壊したら元も子もない。それも前言ったよね?」
今回は二回目だ。
二人とも忘れていたわけではないだろう。多分私のあと追っていたのだろう。
親として、子供の手本として少しふさわしくなかったかもしれない。
今回は私も悪かった
親としての自覚が足りなかったんだろう。
だから今後はさらに気をつけていかないといけないな。
「ちょっと厳しい言い方になちゃったけどね、私は二人に無理をして欲しくないからこうやって言うの」
コクリと静かに頷くトゥーナとレノ。
「私も悪かったと思ってる。私に着いてきてくれたんだよね?」
「うん……」
「そう……」
ポツリとそう答えた。
「私も二人のことを考えてこれから頑張るから。それに無理して追わなくてもいいから。大変だ、疲れたって思ったらすぐに休憩してくれていいから。ね?」
今回の反省を活かして、さらにより良い環境へ。
二人に合わせていく必要がありそうだ。
「だから、これからも頑張っていこう。無理のない範囲で」
私がそう言うと、二人は笑顔で頷いた。




