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第9話 場所探し

 家族が一人増えました。

 これで我が家は更に賑やかに。


「と言うわけで、家作りを再開します」

「はーい!」

 私の声にトゥーナが元気よく返事をした。

 トゥーナの頭の上にはユーナが乗っかっている。

 なんかそれだけで癒される光景だ。

 どちらも可愛い。

「それじゃあ、まずは家を建てる場所を決める」

「ほうほう」

 トゥーナは割と熱心に聞いてくれている。

 なんかそれだけで嬉しいな。

「トゥーナには、例えば景色が綺麗だとか、川が近いだとか。なんか希望ある?」

 出来るだけ後悔しない家を作りたい。

 後からあそこに立てればよかったってならないように。

 トゥーナの意見もしっかり取り入れてね。

「ええとね……じゃあ、景色が綺麗で川が近いところ!」

 そっくりそのままですねぇ……

 まあいいでしょう。

 この子がそこがいいと言うならば、そうします。

「了解。それなら……」

 少し移動する。

「ここはどう?」

 そう言って連れて来たのは、前もって下調べをしておいた場所。

 恐らくここからの景色がここら一帯で一番いい。

 しかも川と森に近い。

「おー!川だー!」

 トゥーナはユーナと一緒に川の方へ走って行った。

「……ここで、いいのかな」

 あの様子だと、多分トゥーナも気に入っただろう。

「ここにしようよー!」

 やっぱりね。

 トゥーナもここがいいって。

「じゃあ、ここで決まりね」

「はーい!」

 よし、割とすぐ場所は決まった。

「あとは……」

 場所を決めたらまずすることがあった。


 それは、地盤調査。


 当然土の上に家を建てるわけなので、ある程度地面に強度が必要になってくる。

「地盤調査……あれ取ってこよ」

 私はあるものを取りに家に戻った。


「よし、早速地盤調査を始めよう」

 私はある本を開きながら、トゥーナたちにそう話しかけた。

「まず、地盤調査をするために必要な材料。硬い木!」

「はい、硬い木!」

 トゥーナが地面に横たわる40センチメートルくらいの木を取り上げた。

「よし……次が……縄!」

「はい、縄!」

 次にトゥーナは、長さが3メートルはありそうな縄を取り上げる。

「オッケーね……あとは櫓と、錘と、滑車かな」

 私がそう言うと、

「ふぇぇ……どれがどれだかわからないよー」

 トゥーナはあたふたしている。

「櫓があれで……錘もあって……滑車もあるね……大丈夫、ちゃんと全部あったよ」

 因みにこの本や滑車はレーネ村で買って来たもの。

 用意周到ですよ、私は。

「それで……これで何をするの?」

 首を傾げるトゥーナ。

「これはね、この木の上にこっちの錘を落として、地面の硬さを調べるために使うもの」

「へー、よくわかんないや……」

 子供には難しいかな……?

「まあ見てればわかるよ」

「ほんとう?」

「うん、多分ね」

「わかった!トゥーナしっかり見てる!」

 流石にお手伝いくらいはしておくれよ。

 心の中でそう呟き、私は作業に取り掛かった。

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