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風車

作者: 捺耶 祭


ペダルをゆっくり踏み込んで

からみつく大気を切っていく

荷台のキミの鼻歌が

涼しく胸をすいていた


流れる色こい輪郭に手をかざして

こぼれたひだまりがつくる

ワンピースのまだら模様


背中にキミの体温を感じて

僕は視界を空へとうつす


心は青に沈んでく



緑に爆ぜる並木道

キミと日陰を歩いてく

押して歩いた自転車の

一つ分の距離がもどかしい


路地裏を流れる澄んだ風に

冷たく奏でる鉄風鈴

されど頬を赤くして


くるりひなたにおどりでて

キミは悲しげに微笑んだ


僕の時間は歩みを止めて



イヤホンを片耳に

鼻歌交じりに道をゆく

こころは風に流して

はやりのうたをききながら


青田の海にはるか昔の

潮騒を感じて

こころのそこからあの日を叫ぶ


キミは僕にいとまごい

僕は君をまっていた


今は君をおいかけて

軽いペダルを踏み込んで



 ワンピースってエロくね?

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