表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

ブーン

遠くでお題目の声が聞こえる。どうもそれは手術室の電源の音だったようだ。

私は間違いなくお題目の音で目が覚めた。


『ブーン』

誰かがどこかで私のためにお題目を上げてくれている。

『ブーン』

間違いないお題目の音だ。目を開けようとするが明かりだけで何も見えない。


はっきりと声が聞こえた。

「あ、めざめたぞ!」

「ほんとだ。護符護符」

「飲み込めるか?」

「大丈夫だ」

「足が震えている。酔い覚めだなこれは」

「ははは。よかったよかった」

「よう助かった」

「使命があるんじゃ」


笑い声が響いて私も微笑もうとしたが、

顔がひきつって笑えない。


痛みはないがあちこち麻痺している。

麻酔のせいか頭が朦朧としている。


「こいつ笑っとるぞ」

「もう大丈夫や」

また笑い声が響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ