035 『タイトルでネタバレするのはNGですか?』
□カズコの前書き□
馬場和子です。
日誌を書き始める前にタイトルを付けてみましたがネタバレする事が判明!
実際のタイトルは後書きにて記入することにしますね。
昼食の休憩も終え、再度、街へ向かい始めます。
アシュちゃんは何処にいっちゃったんでしょうね?
脇道で昏睡してなければいいのですが……。
すれ違いにならないか心配です。
スピリアルさんは荷馬車後方でパーティ会議をしているようです。
「ん~」姫さま何かありましたか?
ちょっとね~っと誤魔化されました。
日暮れ前になり始まりの街が見えてきました。
「~なのよ」アシュリーの声がしますね~。
「あがったのよ~!」何があがったんでしょうか? 水揚げでしょうか? あがるといえば天ぷらとか食べたいですね。
ビューンっと飛ぶようにやって来て、いえ文字通りに飛んでやって来て、あたしの広げた腕をすり抜け姫さまにすがりつきます。
まぁ、抱きつけるほどの体積がアシュリーにはありませんけどね?
姫さまがアシュリーに聞き取りを行っているようです。
なんでも街のレベルが上がったことを伝達に来たようです。
アシュリーがモンスターを倒しながら街に到着し、村人のレベルアップ作業も行ったとこと街のランク5である村に到達・達成したとのことです。
ようやく正式に村が名乗れますね。住民には街で押し通しますが……。
そういえば、流石は威圧石です。魔物などに出会うことなく帰還できましたね。
お待たせしました畑ちゃん♪
街に戻ると御飯が返ってきたと子供達に言われました。ごはんよりおかずの方が近い気がしますが、困りました。あたしはご飯を食べさせる人の認識になってますね。
「ごはんじゃありませんカズコです」いっそ家族です。
よしみんな~お洋服あるよ~。
わらわらと子供たちがやってきて、服をひっちゃかめっちゃかにして取っていきます。
みんな慌てなくてもサイズ毎にしてあるから、仲良く分けて~。
コラコラ男女用で分けてきてるから離れて離れて箱を放して~。
子供パワーに押され気味のカズコです。ちょっと姫さまも手伝って~。
帯をグルグル引っ張り巻かれるかのように、揉みくしゃにされるあたしがいます。
「カズコ任せたね~」姫さまはご老人たちと畑に逃亡を開始します。
「はいは~い。みんな~服は逃げませんからね~」逃げる姫さまがそれを言うのかー。たしかに食材だと足の速いのがいますけども。
「むぎゅ~」これもメロンの為だ仕方があるまいー。もみくちゃにされバタリと倒れ落ちる私に群がる子供達。もう好きにしてー。
「カズコ姉ちゃんありがと~」「「ありがとー」」うんうん女の子たちはいい子たちだ。可愛い。
男の子たちは服の取り合いを開始して喧嘩になりそうな勢い。
「はーい! 喧嘩するならごはん抜きねー」あたしは[秘技:ごはん抜きの術]を使います。
途端に静かになっていく男の子たちです。これは今後も使えそうですね。覚えました!
「みんなどうー? 一日うまくやってた?」笑顔いっぱいで答えてくれる子供達です。
「今度、都市から仲間が来るかもしれないからよろしくねー」女の子達は女子が増えることに喜んでくれました。でも男女比率はひっくり返らないんだよー残念ながら。
男の子達があたしにレベル上げたって言ってきました。おっと[男子三日会わざれば刮目してみよ]でしたっけ? 一日しかたってませんけど。刮目したのかな?
「カズコくん。刮目すべきは君の方ですなー」
「スペインさんただいまです」
「お帰り。刮目してみよは男子が刮目するのじゃなくて、三日も会わないでいたら成長も著しいので刮目してよく見なさいという諺なのですよ?」
「なるほど、そうでしたか。今は聞きかじった言葉を直ぐに使いたがる年頃なので、売る覚えかうろ覚えか朧げ《おぼろげ》にしか覚えていないので、売れるほど覚えているところです」
「ははは、面白い事を言うね。売るほど覚えていると、うつろに覚えている。どっちが意味合いで近いと思いますか?」
「うつろに覚えているでしょうか?」
「ふむ、おぼろげのろでもよろしいが、うつろに覚えている。うろ覚えが正解ですな」おー先生! これからは先生と呼ばせていただきます。
「それはそうと子供たちは丸々一日、さまざまなことに一生懸命に励んでくれたので良い成果が出ていますな~」
「それは上々です。こちらの成果も中々だと思いますよ?」
「冒険者を一組連れてきたそうだね。サイカくんが先ほど連絡しに来てくれたよ。面々は外で相談中なのだとか」
「新しいスタートですからね。慎重に決めていただきたいものです」でも、あまり遅くならないで欲しいですね。
「今日の食事はどうされますか? 時間が遅いですし、もう食べられましたか?」
みんなの食事は終わっているそうです、サイカ姐のパーティ分を含めて作りながら待っておきましょうかね?
そうこうしていると、姫さまがもどってらっしゃいました。今日は村人たちは解散のようです。明日は朝から水撒きやらの畑仕事をするようです。我々は1泊してトンボ返りの予定ですが、できることありますかね?
状況確認が急務のようでサイカ姐達が揃うまで4人で話し合いになりました。
4人目はアイスさんです。言葉はほぼ発しませんが重要な初期メンバーですからね。ちゃんと参加していただきます。
「村人たちのレベルがあがったようですねー」
姫さま一斉に確認できたりしません?
「カズコ~地下にいこう~」逢引きですかやぶさかではありませんよ。すいません。台詞言ってみたかっただけです。
ぞろぞろと全員で付いて行きます。来なくてもいいんですよ?
ちょいちょい思うのですが二人きりを邪魔する輩の多い事……。
空気読むとかできませんかね? ダメなら、あたしの心を読んでほしいです。主に姫さまに!
相変わらず地下は寒いですね。春の装いで冷凍庫は厳しいので、毛皮でも用意した方が良さそうです。
「どうやったらさっき言ってた一覧が見れるのです?」
姫さまが中央の大きな核に手を触れます。煌びやかに水晶が光を放ち部屋の反対側の壁面に光を集めます。これはプロジェクタースクリーンみたいですね。
「[オープン][住民リスト]」姫さまが言葉を繋ぎます。
壁面に住民のリストが表示されました。
「[リストシャッフル][レベルトップダウン]」
リストが並べ替えられたようです。そっかー。並べ替えできるのですねー。
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□住民リスト□レベルトップダウン
アイス 魔術師 レベル:25
スペイン 錬金術師 レベル:18
ビクトリア プリンセス レベル:10→11
男の子2 見習い剣士 レベル:4
男の子3 美食家見習い レベル:3
女の子3 家事見習い レベル:3
老人1 村長1 レベル:3
老人2 村長2 レベル:3
男の子2 見習い探検家 レベル:2
女の子2 見習いアクセサリー職人 レベル:2
老人1 農家 レベル:2
▽
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これで表記1枚目でしょうか? あたしとサイカ姐の名前がありませんねー。あと、群集要員の扱いが酷いです。
「[スクリーンダウン]」さらに姫さまが紡ぎます。
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△
ババ・カズコ サポーター レベル:1→4
男の子1 見習い魔獣料理人 レベル:1
女の子1 秘書見習い レベル:1
サイカ 射手 レベル:0→3
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情報2枚目が表記されあたし達の名前が出てきましたね。
並べ替えの順から察するに。あたしのレベル:1→4の表記はレベルアップ手続きが完了してないことを意味しているのですね。
「[住民リスト][クローズ]・[オープン][ステータス]」住民の情報を閉じて街のステータスを呼び出したようです。見てみましょうか。
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■名称:エスポワール■
ランク:村
人口:15
人口レベル:77
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名称がエスポワールになってますね。
街は自動でランクアップするのです???
「通知はさっき来てたよ~」
あたし達も自動でレベルアップできたら楽なんですけどねー。
「できる~?」姫さまが振り返りスペイン先生を見ます。
「自動は無理ですが手段は考えてみましょう」流石はスペイン先生、頼りにしています。
さてと、気を取り直すと改めまして!
「やりましたよ姫さま! 村ですよ村!! 正式に村とアピールできるようになりましたよ。
正村ですよ! ちょっとカッコよくないですかー?」
□カズコの後書き□
ネタバレ回避の為、後記入。
本当のタイトルのはコチラ→『祝・集落脱出!』
本日、当初の目標である村が確定しました。
■目標レベルと現在の数値■
総人口レベル:77
都市ランク:5
次 回 目 標:62
最 終 目 標:65534
正直に言います!
明示化、ここまで意味がありませんでした……カズコです。
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――作者より――
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ここまでお読み下さりありがとうございました。
あと一話を追加して、
『姫さまと私の叶えたい夢日記~村(仮)始めました~』序章を終了させていただきます。
カッコ仮の取れた続きの話は本編をもう一度、書き直した後に再開予定です。
改めてよろしくお願いします!
正直に言います!
伏線はりすぎて脱線しまくり申し訳ありませんでした;;




