表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/43

025 『目標、200人、10レベル』

■春の一月、七の日 其の八■


 馬場和子です。

 なぜか飛び込みでピクシーがやってきました。かわいいので許します。

 さて、あたし達一同は更なる人口を求めて都市に向かっています。

 ほのぼのと過ぎる時間に幸福を感じながら、あたしは都市についてからの行動予定を思案します。


 都市に着いたら何から行動しましょうか?

 えっとー苗とか買えるのですかね?

 無ければ種からですね?

 あとはー食糧の買い足しですね。

 それ以外だとー、何がありましたっけ?

 子供たちのお洋服も欲しいですねー。

 いつものように立て続けに疑問符を(つぶや)きます。


 色々、忘れてる気もします。


 人口的な事だとー改めて孤児院を説得ですね。

 あたしの居座ってた孤児院は教会が無関係なので説得できる気がするんですよねー。あっ、でも建物が先に必要ですね。

 あたらしい村人たちもそうでしたけど、人が来ましたー、建てますーはちょっと遅い気がします。

 そうですねぇー宿泊施設。宿屋も欲しいですね。そうするとご飯も食べれそうですし。そして、やっぱり温泉ですよねー♪


「カズコは温泉好きね~」姫さま()いつものようにあたしの呟きを拾い上げてくださいます。


「ええ、混浴だと出会いもありそうじゃないですかー」何をいったのだろか? あたし。

「あたし()姫さま一筋ですよ。一緒に入りましょうお風呂! そうです、そうです。お風呂入りましょうよ」即座にごまかします。


「あとでね~」姫さまの()()にゲスな笑いが漏れるカズコです「イヒ」


 あとはそうですねぇー。

 今後の戦略が[人口200人、平均レベル10]を目標に目指して行きますのでー。

 一般的な生産性のある村人を半分、戦力的な冒険者を半分って感じがいいんじゃないでしょうか?

 ちょっと漠然ばくぜんとした感じですが、どうでしょうかー?

 そうすると産業だけじゃなくて、肉の収集・獲得もできるのかなぁーって勝手に思ったりしてます。


「カズコはお肉大好きだよね~」


「ええ、姫さまの次に大好きです!」


「ホントに~!?」何ですか? その疑った目はー。


「えっとー姫さま>>>肉>お金ぐらい好きですよ」姫さまの時におっきくおっきく、肉は中ぐらいに、お金をちっさく両手で示してみました。なんだかウケてますね。姫さまに笑っていただけで恐縮です。


 そんなこんなでほのぼのとした時間が過ぎ、都市へと到着しました。



 いつもの事なのですけど、裏口からの出入りを控えています。

 始まりの街側である裏口から出入りするのは不自然だと思うからです。

 ですから表玄関の大きな門に回ってから今回も入場します。

 この入場は時間帯によって待ち時間が様々です。

 今回()夕暮れ間際のため比較的に空いています。

 夜半を過ぎると明け方まで入場できなくなり、表で一晩過ごすことになるそうです。

 荷が空なので買い付けですと申告し入場を済ませます。


「アシュリーはそろそろ起きれるのかな?」毛布にくるまれて寝ていたアシュリーに声を掛けます。


「おはようなのよー」少し弱々しい挨拶が返ってきました。


 連れてきたはいいですがピクシーが居るのを見られるとマズイ気がします。


「アタイなら売りさばくぜ! 一生遊んで暮らせるかもなッ」サイカ姐への評価がまた一つ下がりました。

「でもよー普通の反応で意見だとおもうぜッ」


「あたしもそう思わないではないですけどね」


 というわけで! 人目に触れないようにしましょう。


「せっかく連れてきたのに~」ハイそこ! わがまま言わない。


 どこかに隠れていてもらいましょう。どこがいいですね?


「ここなのー」アシュリーはパタパタと飛び、こともあろうか姫さまのスカートの中に入っていきました。


「そこはあたしのワンダーランド!」


「なにを~いってる~のかな?」ワンダーランド……。


「カズコ、わんだーなんとかってなんなんだよッ」


「ワンドとランドです……」あたしのおとぎの国……。


「スペインさんに頼んでーあたしもピクシーぐらい小さくなれませんかね?」


「無理だと~思うよ?」ですよね……うなだれる私がいます。


 こうなったら! 姫さまストップです。ちょっと荷台に行きましょう!

 姫さまを荷台に連れ込み、サイカ姐を御者ぎょしゃ場所に追いやります。

 姫さまのスカートを合法的にめくりあげアシュリーを捕まえます。

 そしてマジックポーチに突っ込み……入りませんね?


「カズコ~生きてるよ?」えっとーどういうこと?


「しぬのよ……」握りしめた手の中で死にそうな振りをするアシュリーが居ます。


「死ねば入るのですよね? いけないいけない……おちつけ(あたし)


「ばたんきゅーなのー」忘れてたHP1なんだった。


「ポーション! ポーション!」慌てて赤いポーションを飲ませます。


「げんきでたのー!」荷台の中で飛び回るアシュリーです。


「ごめんなさい!」


「いいのよー!」ホントごめんね。


 でも、どうしましょうか?


「ねるぉ~」飛び回っていたアシュリーが今度は上から姫さまの服の中に入ります。


「きゃ~」くッ、あたしの()ラジャーランドが……。


「サポーターって小さくなる魔法とか覚えませんかね?」


「覚えないと~思うよ?」ですよね……崩れ落ちる私がいます。

□カズコの後書き□


 あたしのワンダーランドに続いて、レジャーランドまでもがー!

 許すまじです。あとで()()()()と報告させることにします。

 あと、マジックポーチには生き物は入らないようです。



■目標レベルと現在の数値■

 総人口:19

 総人口レベル:48

 次 回 目 標:62

 最 終 目 標:65534


 正直に言います!

 どこかのステータス表示で15歳が明示化されていたようです……14です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ