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012 『パーティ結成です』

■春の一月、三の日 其の六■

 馬場和子です。

 少しずつこの街の事が理解できてきました。

 この調子で頑張っていきましょう!

 さて要検証は改めて考えるとして。


 晩御飯にしませんかー?


 そう思っているとみんなが集まってきました。

 みんなといっても全員で5人なんですけどねー。


 自己紹介をしていただきます。サイカ姐に。


「サイカ・アイですー初めまして」

「今日からここにお世話になりますーよろしくお願いします」


「ん」


「よろしくお嬢さん」


 といった感じです。

 特に説明、自己紹介の返しがなかったですが、誰も突っ込まないようなので早速ですがお食事にしましょう。

 お食事に。

 おや、先日のシチューが残っています。

 嬉しいです。

 食べます。

 主にお肉を。


 追い炊き方式なのだそうです。

 ドンドン素材を入れて炊き込み続けると旨味が増していくとの事です。

 秘伝のタレみたいでスゴイ料理ですね。

 腐ったりは?

 魔法で処理済みだそうです。

 流石は別世界ですね。

 錬金術の初歩??

 質量保存の法則?

 わけわかめです。

 そんな感じだったですかね?

 まぁ、うまければ正義です。

 ええ、おいしい物が正義です。

 正義は()()()()のです!


 今回はパンとチーズとスープです。

 お食事をしながら、あたしが知ってる範囲で二人の紹介を終わらせ、今後の話をしていきます。

 サイカ姐は明日からアイスさんとパーティ結成です。

 と思ったら姫さまがパーティ設定確認してくるとの事で、先ほどの地下の部屋に向かいました。


 必要毎にその都度開放していく方針ですかね?

 あたしの方針にも合致します。

 いいです! 姫さま。

 でも。

 度忘れのドジっ子でない事は祈っています。

 そこの属性は盛らないでほしいです。

 解放しないように姫さま。


 姫さまが戻ってきました。


「パーティ」と言うと皆に触れていきます。


 あたしも触れられました。


[ビクトリア・メーシャル・コンビシャスがパーティを申し込みました承諾しますか?]


 姫さまの名前、長!

 本物なんですね。

 便利で美味しそうな物が出てきそうな名前ですね。

 頭文字取るとヒメコですね。濁点取らないとです()

 和の国の女王のようで素敵です。


 目の前に不透明のパネルメッセージが現れました。


 もちろん承諾です。YESです。違いました[ハイ]です


[ビクトリアのパーティに所属しました]


【ビクトリアパーティ:レベル16 5/6】

 ビクトリア[レベル:10 HP:30 SP:20 MP:20 ]

 アイス[レベル:21 HP:41 SP:36 MP:156 ]

 スペイン[レベル:15 HP:35 SP:25 MP:25 ]

 サイカ[レベル:0 HP:20 SP:10 MP:10 ]

 ババ[レベル:1 HP:21 SP:11 MP:11 ]


 明示化スゴイです。

 そしてムゴイです。

 海外方式にすべきでした。別世界だけに。

 カズコ ババにすべきだったと非常に後悔しています。


 よくよく見ると。

 アイスさんのMPがスゴイことになってますね。

 3桁です。


「ん」


 えっと~全部振ってる?

 魔力に全部って事ですか?


「ん」


 スゴイです。

 さすがっす!


「あたしも魅力に全振りしてみようかなー」きっと素敵な女性になれるはずです。


 慣れますよね?

 違った。

 成れます。なります。

 魅力女子目指します!

 全振りです。

 恋に仕事に全力です。

 絶賛募集中!

 主に村人をついでに恋人を。

 居ませんかね? 粋なお兄さんとか。

 いえ、姫さまがいいです。

 今は姫さま一途です。え? 一筋? 両想い? 


「姫さまあたしと恋に落ちましょう」な~んってね。


「だめ~」


「だめ?」


「うん」にこやかに頷かれました。


 そうですか……あたし、割とショックです。

 ()()に入らずんば姫さまを得ず?

 なんだか違う気もしますが。

 自業自爆な気がします。


「カズコは知力に~すべき~」


 何故でしょう?

 意外とおバカだからですか?


 姫さまは魅力に全振りしてるそうです。

 さすがは姫さま。

 流行先駆けってやつですか~?

 キャーかっこいい!

 さすがっす!


 そしてあたしの()()はセーフです。

 大丈夫でした。ビックリしました。良かったです。

 これからも姫さまを見つめ続けます。


 閃きました!

 あれですね。

 閃きを得るために知力をあげて。

 ドンドンとアイデアを出していこうと!

 閃きの先駆けってやつですね。

 さすがです姫さま。

 振ります。どこまでも。


【10→15】 まあ今は15までですけどね。


「村のレベルアップに繋げてね~」


 姫さまが村のレベルをあげたいとおっしゃっています。

 次のレベルアップに必要な数値は62でしたっけ?

 5人で一人あたりレベル13ほど必要です。

 レベル10とちょっとですかー。あたしレベル1なんですよねー。


「レベル10になるのってどれぐらいかかりますかね?」


 魔物と戦えれば2、3日?

 今日や明日には無理ですねー。

 そもそも応援職のあたしに魔物が倒せる気がしません。

 絶望的です。希望の光やいずこに……。


 でも。

 例えばですけどー。

 一人5レベルぐらいなら余裕な気もします。

 そうすると12人ちょいですね。

 目標あと7人です。

 そう思うと。

 なんだか行けそうな気がしてきました。

 集めましょうあたしの恋の為にも!

 なんだか肉を所望しすぎな所為せいですかね? 肉食女子になってきた気がします。

 気のせいですかね?


「カズコ~間違ってるよ?」ブツブツ計算しているあたしに姫さまが忠告してくださいます。


 何を間違ってましたかね? 肉食女子??


「アイスはレベル21ね」ああ、計算式は合ってましたが、前提が違うのですね。


 これはうっかりカズコです。たいへんだー!


 現在のレベル合計が47ですので[62-47=15]あと15でランクアップなのですね。

 おおー! 15ならサックリいけそうな気もしますー。

 例えば、サイカ姐がレベル()()、あたしはレベル()になればいいのですね。

 そう思うと現実的です達成も近い気がしますね。


 では今回も姫さまと二人っきりで。

 人材求めて都市に繰り出しますか?

 アイスさんはサイカ姐とスペインさんを引き連れてレベルアップですね。


「ん」


 効率は良くないそうですがスペインさんが調整するそうです。

 装備とか購入しないとですかねー?


「錬金術で少々作ったものがあるのでそちらをお分けしましょう」


 おおー!

 さすがです。

 あたしにも何かください。

 勿論との事。

 やったー!

 後で取りに伺いますねー。


 さて、皆さんにも前回と同じ質問をします。


 穴掘りが得意な人種が居ますよね?

 噂によるとずんぐりむっくりで、お鬚ボーボーの人達。

 性格は短気で無類のお酒好きというドワーフさん。

 おとぎ話には出てきますが実在するのですよね?

 そのドワーフさんの居場所しりませんか?


 お風呂入りたいのです。

 あるならシャワーでもいいです。

 唐突でスイマセン。


「ん」


 氷のシャワーなる魔法がある?

 イヤ、そんなシャワー浴びたら死にます。

 凍えます。

 さすがアイスさん。ブレませんね。

 冷え冷えです。


 なんでドワーフさんかって?

 温泉って知ってますー?

 お風呂の上級版です。

 広いお風呂なので混浴などがあり、男女問わずみんなで入ったりもします。

 あ、混浴で喰いつきました。サイカ姐が。

 さすがです。ブレません。

 妄想中ぽいです。放置プレイとしましょう。


 錬金術でお風呂とか作れます?


 錬金術はそれほど万能では無い。

 むしろ万能性ならば小人に頼んだ方がいい?

 なるほどー。


 お水を汲み上げる何かを錬金術でどうにかなりませんか?


 井戸からの汲み上げだけでいいんですけどー?

 そういった部分・部分的な事は考えてくれるそうです。


 温泉を掘り当てた時も必要になるかもしれませんしね。


 で? ドワーフさんは?

 山に居る。


 あまり交流がない。


 ちなみに対極となる種族のエルフさんはどこに居ます?

 森に居る。

 はい、お約束の様です。


 あまり交流がない。


 人との接点が余り無いみたいですねー。


 といいますか。あたしも知識としては知っているのですよー。

 ドワーフ国もエルフ国も実際にあるのですから。

 でもでも、あたしとっては今もこれからもおとぎ話の世界です。

 いえ、おとぎ話の国です。

 だって、もし行くとしたらですが、大国を2つもまたぐので非現実的です。

 往復を視野に入れると尚のごとしですね。

 噂では人間と仲が悪いらしいので危険と聞いています!


 ちなみに人族じんぞくは5種族に分かれます。

 神族。細身のイケメン、銀髪。

 魔族。褐色の強面こわおもて、黒髪。

 小人族。半分ぐらいの背丈、薄めの茶髪。

 巨人族。倍ぐらいの背丈、濃いめの茶髪。

 最後に一般族。人族の中で一番数の多い種族、髪色も単色で様々。


 ここに居る5人は全員、人族です。

 多分ですけどアイスさんはちっちゃいですから小人族だと思っています。姫さまは魔族なんですかね?


 都市でもエルフさん・ドワーフさんは見かけたことがないです。

 極度の恥ずかしがり屋さんかもしれませんねー。


 ところで、ドワーフさんの居場所も大事ですが、隣の都市以外に街とか村ないんですか?

 あたしは都市から出たの初めてなので環境を全く知らないのですが。

 意外と他の場所に行けば居たりするんじゃないんでしょうか? まだドワーフさんの事を引きずっていますね、あたしってば。でもまぁーそんな気もします。


「いくつかある? ドワーフさん居ます?」


「ドワーフ? は居ないかな~」


「ですかー。で? どんな場所がありますか?」


 都市に見捨てられた村がいくつかあると……。


「あのー姫さま」おっと、言いたいことは分かっていただけたようです。


 灯台下暗しってやつですね。


 で。

 具体的にはどうなのです? その村とかって。


 見つけて立ち寄っただけなので良く分からない?

 まぁそうでしょうとも。

 そういうのではなく。

 そもそも見捨てられるっていうのはどういう事なのです?

 あたしの居た孤児院も捨てられた子供も居ましたが。

 その子達と何が違うのでしょう?


 税金も上がらないので見捨てられていると。

 何なのですか? それって。


 税が上がらないので都市やら王都に働きに出ている?

 出稼ぎっていうやつですね。


 それを見捨てられているって言うのです?

 村は放置。若者は都市で飼い殺し?

 なんですそれ? 見捨てられてるじゃないですか!


「そうなのよ~こまっちゃうね?」ですね。すいません。ちょっと熱くなりました。


 姫さまの台詞で少し熱が抜けました。


 では! さっそくいきましょう。

 その村。村々??

 良い状態の気がしません!

 行きましょう。

 なんならここに全員来てもらいましょうよ。

 凄く名案な気がしてきました。

 知力振った効果が早くも!?


 カズコ改めサエコになれるかもしれません。

 どこかのお色気刑事みたいですね。

 あたしも知力派のお色気女子になります!

□カズコの後書き□


 未来の知力派のお色気女子のステータス

【名前:ババ カズコ 種族:人族 年齢:14 カルマ:99 職業:サポーター レベル:1 (目標レベル5) 】

【HP:21 SP:11 MP:11 】

【筋 力:10 】

【耐久力:10 】

【器用度:10 】

【敏 捷:10 】

【知 力:15 】

【知 恵:10 】

【精 神:10 】

【魔 力:10 】

【魅 力:10 】

【 運 :10 】


 正直に言います!

 一途と一筋の違いがわからないので両想いになりたいです……カズコです。

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