第三話 不平等
久しぶりの投稿です!
すみません。時間がなかったので少しだけですが…‥
俺のステータスが村人の平均以下だと知って絶望している最中です。
「……珍しいんですか、このステータス?」
「……はい。ここまでのステータスは初めて見ました。」
「……そうですか。村人の平均ステータスって見れたりしますか?」
「大丈夫ですよ!ステータスだけならお見せできます。」
相手の許可さえあれば初期のステータスだけは見れるらしい。
村人の平均ステータス
――――――――
〈 名 前 〉 ? 《?》
〈 職 業 〉 村人
〈 レベル 〉 1
〈 魔 力 〉 70
〈 体 力 〉 80
〈 攻 撃 〉 90
〈 防 御 〉 70
〈 俊 敏 〉 80
〈 スキル 〉 ?
――――――――
高!ステータス高!俺の半分以上のステータスが二倍くらいあるし!と心で叫んでいた。もう何か泣きたいわ。
「……納得しました。ミレーナさんが驚く理由が良く分かります。」
「……はい。すみません。」
「謝らなくても大丈夫ですよ。」
「でも連太さん!驚いたのはステータスだけじゃないですよ。」
「え?」
「特殊スキルです。」
ミレーナさんが言うには、特殊スキルは稀にしか出ないらしく持っている人は『英雄』とか伝説の人だけらしい。……っていうか『英雄』とかやっぱいるのね。
「でも、『レンタル』って描いてあるんですよね。分かります? 」
「『レンタル』ですか? 私にも分かりません。……ですが、特殊スキル持ちと知られただけで利用しようとする良くない冒険者もいますから、この事は私と連太さんだけの秘密という事にしましょう。」
「……なるほど、気をつけます。」
思ってた以上に特殊スキルは珍しくしかも村人の平均以下の俺じゃ間違いなくヤバイわ。確実に利用される。てかステータスとスキルが不平等すぎるだろ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そして色々とありましたが、無事ミレーナさんの初心者講座とギルド登録が終わりました。何かどっと疲れました。